三菱自動車を代表するスポーツカー「ランサーエボリューション」の復活が噂されています。しかしエボが復活するならランサーがないとダメでしょう。
・・・というわけで作成されたレンダリング画像をご紹介します。
エボの前には、新型ランサーが不可欠
(和約)
6月末に飛び交った三菱ランサーエボリューション復活の噂は、自動車天国の柱を大きな衝撃を与えました。現時点では限りなく可能性は低いが、もしこれが本当なら、ランサーも同様に復活すべきでしょう。正確に言えばランサーは中国市場でまだ存在しています。しかしそれは古いプラットフォームを使用していますし、三菱が既にリタイアした骨格を世界的なランサーに洗練させることはしないでしょう。Kolesa.ruのNikita Chuiko氏がこの新型ランサーを作成するに至りました。
今日もグランドランサーとして名前は残っていますが、Chuiko氏は新たなプラットフォームを用いてこのレンダリング画像を作成しました。この場合、ランサーはエクリプスクロスのようなクロスオーバーではなくよりセダンの形をしていますが、クロスオーバーのファンにもアピールできるファストバックな見た目をしています。フロントは三菱のデザイン言語であるダイナミックシールドに基づき、クロームのグリルに薄いヘッドライト、大型の角ばったドライビングライトを取り入れています。連続したテールライトとツートンの「フローティングルーフ」は現代的であり、上品ですらあります。
理想的には、このレンダリング画像はルノーメガーヌから借りた新たな基盤につながるでしょう。最近のエボに関する噂ではそれが提案されており、もしそれがあり得るなら、三菱は日産ルノーアライアンスに大きく身を委ねることになります。次世代のランサーエボリューションはアライアンスによって開発されたCMF-C/D F4シャシーに、新型メガーヌのパワートレインを使うと伝えられています。現行メガーヌRSは295馬力ですが、新型はハイブリッドにより341馬力を発揮します。4WDのエボであればより面白い車となるはずです。
残念ながら現時点では、噂とこのレンダリング画像しか存在していませんが、少なくとも微かな希望の光は見えています。
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ランサーエボリューションは「エボX」として2015年に1000台限定で「ファイナルエディション」が発売されその幕を閉じています。しかし2017年6月に開催された三菱自動車株主総会で益子社長(当時)が「ランエボの再開発に挑戦したい。」と発言したように、意外と復活もあるのかもといった印象。
ランサーから独立した「エボ11」であれば、ベースとなるランサーは系統的に必要ないかとも思いますが、仮にこうしたセダンを作るのであれば、グレードに幅を持たして様々な年代層に対応させて欲しいところです。
エボ復活と言うとその血統を重要視しがちですが、ランサー復活であれば、プラットフォームの共有化も割と受け入れられるのではないでしょうか。
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