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【ホンダ】新型CR-Vが発売!新旧比較まとめ

投稿日:2018年8月31日 更新日:

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ホンダのSUV「ホンダCR-V」がモデルチェンジし、日本へ戻ってきました。8月30日より発売を開始しています。国内では2年ぶりの復活となり、第5世代目となるこの新型はすでに北米や中国などで販売され好評を得ています。

見た目の違いから、気になるポイントを比較してみましょう。

※以下モデルチェンジ前を「旧型」、モデルチェンジ後を「新型」とします。

目次

エクステリア

日本で最後に発売されていたCR-Vは2011年11発表、2016年8月に生産を終了したものです。それからおよそ2年。見た目も中身も一新したCR-Vをご覧ください。

旧型

新型


新型はフルモデルチェンジされたことで、顔つきが大きく変わった印象を受けます。リアのデザインも大きく変更されましたが、面影を感じると言えば感じます。「しばらく見ない間に太った?」と言いたくなります。こう考えると旧型は今でもよく見かけますね。

インテリア

旧型

新型

5人乗り

7人乗り

インテリアが大きく変わるのは当然ですが、今回のCR-Vはガソリン車に3列シートも用意されています。2列仕様そのままのスタイルで燃料タンクの形状を工夫するなどして、全長を変えずに3列目シートを実現しています。シートは「ブラック ファブリックシート」「ブラック 本革シート」「ブラウン 本革シート」の3種類が用意されています。

インパネは質感が大きく向上している印象を受けます。7人乗りの3列目はあくまで補助的なものと考えた方がいいかもしれません。

サイズ感

デザインは一新され、どのように変わったのでしょうか。そのサイズを比べてみましょう。

旧型 新型
全長 4,535mm 4,605mm 80mm
全幅 1,820mm 1,855mm 35mm
全高 1,685mm 1,680mm~1,690mm※1 5mm~15mm
ホイールベース 2,620mm 2,660mm 40mm
車両重量 1460kg~1540kg 1,520kg~1,700kg※2 60kg~160kg
乗車定員 5 5~7 0~2

※1 4WDのみ1,690mm
※2 最低重量:FFガソリン 5人乗り、最高重量:4WDハイブリッド 7人乗り

全体的に大きくなったことが分かりますね。車重に関しては7人乗りハイブリッドの4WDが最も重く1.7トンとなります。

エンジン

旧型

・2.0L i-VTECエンジン/2.4L DOHC i-VTECエンジン

2.0L i-VTECエンジンは、低速域からの力強い走りと、高速域まで速やかに達する爽快な加速性能を獲得しながら、クラストップレベルの低燃費を実現しています。2.4L DOHC i-VTECエンジンはさらなるハイパワーを引き出しながら、燃費性能を高次元で両立させています。

※2.0LクラスのSUVとして(2012年10月現在 Honda調べ)

20G 24G
最高出力 110kW/6,200rpm
<150PS/6,200rpm>
140kW/7,000rpm
<190PS/7,000rpm>
最大トルク 191N・m/4,300rpm
<19.5kg.m/4,300rpm>
222N・m/4,400rpm
<22.6kg.m/4,400rpm>

新型

・1.5L VTEC TURBOエンジン(ガソリン車)

ガソリン車には高出力・高トルク化した1.5L VTEC TURBOを搭載。
2.4Lエンジンを凌ぐ*加速感と、リーズナブルな維持費を両立します。

*Hondaのこれまでの、2.4L車の最大トルクとの比較。Honda調べ。

エンジン
最高出力(ネット) 140kW/5,600rpm
<190PS/5,600rpm>
最大トルク(ネット) 240N・m/2,000~5,000rpm
<24.5kg.m/2,000~5,000rpm>

・SPORT HYBRID i-MMD(ハイブリッド車)

回りはじめた瞬間から最大トルクを生むモーターの特性を活かし、力強く滑らかな加速を追求。V6 3.0Lエンジン※1並のトルクと、クラストップ※2の低燃費を両立しました。

エンジン モーター
最高出力(ネット) 107kW/6,200rpm
<145PS/6,200rpm>
135kW/5,000~6,000rpm
<184PS/5,000~6,000rpm>
最大トルク(ネット) 175N・m/4,000rpm
<17.8kg.m/4,000rpm>
315N・m/0~2,000rpm
<32.1kg.m/0~2,000rpm>

CR-Vとして初めてハイブリッドシステムを搭載しています。

「EVドライブモード」「ハイブリッドドライブモード」「エンジンドライブモード」の 3つを知能的に使い分けるシステムにより、力強い走りと燃費性能、感性に忠実な加速音をも実現しています。

4WD性能

・リアルタイムAWD〈インテリジェント・コントロール・システム〉

従来のリアルタイム4WDシステムをさらに進化させ、電子制御化。各種センサーからの情報をもとにECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)が走行状況を正確に検知し、前輪と後輪に必要なトルクを判断。瞬時に後輪へ最適なトルクを配分することで、よりスムーズな走りをもたらします。またVSAとの協調制御により、挙動の安定化に貢献。軽量・コンパクト化することで、優れた低燃費にも貢献しています。

新型

・リアルタイムAWD

SUVの真価が問われる走破性。CR-Vは、電子制御により、緻密に前後輪のトルク配分をコントロールする4WDシステム〈リアルタイムAWD〉をラインアップしています。

ホンダセンシングが全車標準装備

旧型にはなかったホンダセンシングが全車に標準装備されます。これによりミリ波レーダーと単眼カメラで状況を認識し、安心・快適な運転をサポートしてくれます。

・衝突軽減ブレーキ(CMBS)
・誤発進抑制機能
・歩行者事故低減ステアリング
・路外逸脱抑制機能
・渋滞追従機能付きACC
・LKAS(車線維持支援システム)
・先行車発進お知らせ機能
・標識認識機能
・オートハイビーム

メーカー希望小売価格(消費税8%込み)

選択肢はガソリンモデルが8種、ハイブリッドモデルが4種の計12種となり、旧型に比べてより選択の幅が広がっています。注目したいのは価格ですが、日本にいない間に大幅アップしています。

  モデル グレード 定員 メーカー希望小売価格
旧型 ガソリン 20G(FF) 5 2,571,429円
24G(4WD) 5 2,849,143円
新型 ガソリン EX(FF)  5 3,230,280円 
 EX(4WD) 5 3,446,280円 
EX(FF)  7 3,421,440円 
 EX(4WD) 7 3,637,440円 
EX Masterpiece(FF) 5 3,591,000円
EX Masterpiece(4WD) 5 3,807,000円
EX Masterpiece(FF) 7 3,814,560円
EX Masterpiece(4WD) 7 4,030,560円
ハイブリッド HYBRID EX(FF) 5 3,784,320円
HYBRID EX(4WD) 5 4,000,320円
HYBRID EX Masterpiece(FF) 5 4,145,040円
HYBRID EX Masterpiece(4WD) 5 4,361,040円

燃費

気になるのはやはり燃費。ハイブリッドもラインナップされた新型の燃費を見てみましょう。

  モデル グレード 定員 JC08 WLTC 市街地 郊外 高速
旧型 ガソリン 20G(FF) 5 14.4
24G(4WD) 5 11.6
新型 ガソリン EX(FF)  5 15.8
 EX(4WD) 5 15.0
EX(FF)  7 15.4
 EX(4WD) 7 15.0
EX Masterpiece(FF) 5 15.4
EX Masterpiece(4WD) 5 15.0
EX Masterpiece(FF) 7 15.4
EX Masterpiece(4WD) 7 14.6
ハイブリッド HYBRID EX(FF) 5 25.8 21.2 21.0 22.1 20.7
HYBRID EX(4WD) 5 25.0 20.2 19.1 21.6 19.8
HYBRID EX Masterpiece(FF) 5 25.8 21.2 21.0 22.1 20.7
HYBRID EX Masterpiece(4WD) 5 25.0 20.2 19.1 21.6 19.8

ガソリン車のみであった旧型と比べると、ハイブリッドはもちろんのこと、エンジン車でも新型では燃費が向上しています(JC08モード)。新型ではWLTCモードでの燃費も公表されており、より実際の燃費に近い数値となっています。

最も燃費が良いのは、ハイブリッドFFの5人乗り
最も燃費が悪いのは、ガソリン車4WDの7人乗りとなります。

<WLTCモードについて詳しくは>

【新車】燃費の基準が変わるって、一体いつから?

画像出展:www.honda.co.jp

感想

2年ぶりのCR-Vがいよいよ帰ってきましたが、流行りの3列仕様もラインナップし準備万端といった感じです。こういったSUVの3列目は「いざという時」で選ばれる方が大半と思いますが、当然3列目がある分車重も増すので燃費も悪化します。3列目を使用する頻度と燃費とを総合的に考える必要がありますね。

そしてやはり気になるのはそのサイズ感です。CR-Vに限った話ではありませんが世代を追うごとに巨大化しており、狭い道での扱いやすさが気になるところです。日本と海外とでは道路環境も大きく違いますから、このように海外先行のモデルを日本に持ってくるのも、そろそろ考え直した方がいいような気がします。日本より海外の方が売り上げが多い以上、仕方のない部分もありますが、日本ファーストの車づくりを忘れないで欲しいものです。

2019年春にはトヨタが「ラブフォー」を国内で復活させます。このCR-V同様に海外先行モデルを国内に持ち込む形ですが、我々日本人にとって本当に使い勝手のいいものなのか、復活という形に騙されていないのか、しっかりと意思表示をすべきです。そうしなければ日本で売られる車はグローバルモデルという名の海外優先モデルか、価格勝負の途上国モデルぐらいになってしまいます。

本当にこれが我々が親しんできたCR-Vなのか。違うなら違うと伝える必要があるのです。

<関連記事>

【4コマ】自動車のサイズについて

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