スバルはアメリカでリコールを発表しました。
フロントガラスの溶接不良が理由ですが、対象台数、販売期間等を考慮し、改修ではなく車両の交換を実施しています。
2,107台フロントガラスの溶接不良
(和約)
自動車メーカーが車全体を交換するようなリコールを行うのは毎日のことではありませんが、スバルは去年、2019年型の新型SUVアセントでこれを実施しました。そしてまたレガシィとアウトバックで同じことが起きています。
問題は、安全上のリスクをもたらす可能性がある溶接部に集中しています。米国運輸省道路交通安全局からのリコール情報によると、レガシィとアウトバックにおけるダクトカウル部のスポット溶接不良が理由となっています。問題となった溶接箇所はエンジンベイの後方にあるフロントガラスのベースとなるプラスチックカウルの下部にあります。このリコールの対象となった部分はサプライヤーによって製造されており、スポット溶接機の先端に問題があったことで溶接が不十分となっています。2019年5月31日から6月6日に製造された車が対象となります。
2019年製レガシィ、アウトバックの所有者にとって何を意味するのでしょうか?情報によると、対象となるレガシーは142台、アウトバックは1,965台です。合計2,107台ですが、スバルはこのうち少なくとも12%は実際に問題があるとみています。The Detroit Bureauからの報告によると、スバルは問題が発見される前に、ほんの一握りの車を既に販売済みです。
しかし、溶接不良は事故における怪我のリスクを増加させる危険な問題です。この問題は改修可能ですが、実際に人の手に渡っているのはごくわずかな台数です。さらに製造から2カ月も経っていないことから、スバルは対象車の所有者に対し改修ではなく、車両の買い戻しや交換の処置をとるとしています。販売中の車両については、溶接不良の検査を実施し、発見した場合は改修したのち販売する予定です。
スバルは、6月26日に行われたリコールの提出から60日以内に、影響を受ける可能性のある車両について所有者に通知を開始します。
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