2015年12月20日を持って惜しまれつつも生産終了となり67年の歴史に幕を下したランドローバー ディフェンダーですが、新型の開発が着々と進んでいます。
ケニアで本格的なミッションにチャレンジしているようですが、中国向けの仕様が存在するようです。
それが意味するものとは
(和約)
ディフェンダーの顧客層を最大化する試みの中で、ランドローバーはこのアイコン的オフローダをおよそ20年ぶりにアメリカで再び紹介することになるでしょう。加えてタタモータースが所有するジャガーランドローバーは、新型モデルをとあるメーカーがイヴォークのデザインを”インスパイア”したことでも知られる中国で立ち上げるようです。
これは中国向けにディフェンダーを発売するだけでなく、ランドローバーは中国向けのSUVの開発を実際に行っています。Automotive Newsはジャガーランドローバーが最近の投資家向けプレゼンテーションにおいて、2020年ディフェンダーには「中国仕様」が存在しているようで、それがどういう意味なのかはわからないものの、後席のレッグルームを大きく確保したロングホイールベースはおそらく視野に入っているだろうと報じました。
これらの特徴がグローバルモデルとして登場するのか、もしくはランドローバーが中国仕様として別のモデルを用意するのか、いずれにしても見てみたいものです。そのほかの失われたパズルの一片としては、この中国仕様がどこで生産されるかということです。グローバルモデルはスロバキアにある新工場で生産されるでしょう。ジャガーランドローバーはイヴォークやディスカバリースポーツ、その他ジャガーのモデルを生産するため、2012年に中国のCheryと出資比率50%の合弁会社を設立しています。しかし現時点ではそこに新型ディフェンダーが加わるかどうかは明らかではありません。
2016年1月の生産終了以来、ディフェンダーは装いを新たに今年9月のフランクフルトモーターショーにて公開となります。来年初めには標準モデルに加えてマイルドハイブリッドエンジンを搭載したモデルが発売される予定で、プラグインハイブリッドの派生車は今後さらに完成する予定です。
ランドローバーは新生ディフェンダーの広大なラインナップを約束しており、仕事用としてのタフなものから、メルセデスGクラスのような高級感のあるものまで用意します。少なくともピックアップモデルが予想されていますが、パフォーマンスバージョンまでもが噂されています。
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