クラログ

自動車関係の情報、ゲーム、ニュース紹介ネタを中心に気ままにお届けする雑記ブログです。

情報 自動車 豆知識

【トレンド】今より鋭い?元祖ツリ目の車たち

投稿日:

Pocket

自動車のデザインは日々進化しています。

近年はその流れによってヘッドライトがボディラインに沿って細長くなり、族に言う「ツリ目」のような造形が一般的になっています。

しかしヘッドライトをつり上げるデザインは昔から存在しています。その元祖とも言える車たちをご紹介いたします。

目次

Lincoln Continental MarkⅢ~Ⅴ (1958-1960)

1958年に発売を開始。2ドアハードトップ/コンバーチブル、4ドアセダン/ハードトップセダン(Laudauと呼ばれる)の4モデルを展開していました。

先代のMarkⅡに比べ若干価格を抑えていたにもかかわらず、エアコンをオプションで設定するなど装備はより充実していました。フォードが初めてFMラジオをオプション設定した車でもあります。

鋭く縦に傾いたヘッドライトがワイドなボディーと相まって、その存在感を際立たせます。

Buick Electra 225(1959-1960)

ビュイックエレクトラは1959年から1990年まで6世代にわたって生産された古いサイズ高級車です。それぞれクーペ、コンバーチブル、セダン、ステーションワゴンの4モデルが展開されていました。

この時代のビュイックは他のGMブランドとスタイルを共有しておらず、独自のものであったことが特徴にあげられます。その中にはこの傾いたヘッドライトにクローム処理された大型グリルも含まれています。

ヘッドライトもさることながら、当時流行していた巨大なテールフィンがイカします。

Chrysler 300G(1961)

クライスラー300″letter series”としてクライスラーがアメリカで1955年から1965年にかけて生産していたハイパフォーマンスパーソナル高級車は、初代モデル”C-300″に続く”300B”を皮切りに、文字通りモデルを重ねるごとにその車名のアルファベットが一文字ずつ進んでいくシリーズ車です。

なぜか”i”は飛ばしているものの、モデルが終了する”300L”まで11代続きました。その後発売された”Hurst-300″はこのシリーズに含めないのが一般的です。

そんな一風変わったモデルの”G番目”である1961年製”300G”の特徴は、何といってもヘッドライトにあります。横並びの4灯であった先代からその位置を大きく斜めに変えてあります。さらにフロントバンパーもそれに沿うようにアレンジされており、ヘッドライトの鋭さをより一層強調しています。

合計生産台数は1,617台。翌年の1962年に生産される”300H”も、同じタイプのヘッドライトを採用しています。

プリンス・スカイライン・スポーツ(1962-1963)

プリンス自動車が1957年に発売した初代プリンス・スカイラインの派生車種として1962年に追加されたのがこの「スカイライン・スポーツ」。

日本初のスペシャルティカーといわれ、ツリ目4灯ヘッドライトの特徴的なスタイル、クーペとコンバーチブルの2タイプの設定等、注目を集めたものの、ボディの殆どがイタリアの職人の指導によるハンドメイドで高コスト・高価であり、製造台数は60台ほどで終了。

さらに特徴であるつり目ヘッドライトは、板金型がハンドメイドゆえに誤差があり、左右で角度が若干違っているとのこと。

日産車におけるツリ目の元祖であることは言うまでもない。

Bentley S3 Continental(1962-1965)

ベントレーS3は1962年から1965年にかけて生産された4ドアの高級車です。先代のS2とよく似ていますが、最も大きな外観上の特徴としてはヘッドライトが4灯であるということです。

中でも”S3コンチネンタル”は完全なオーダーメイドですが、その違いは何といっても通称”チャイニーズアイ”と呼ばれる傾斜のついたヘッドライトでしょう。

荘厳な中にもどこかミステリアスな雰囲気を感じさせます。

Ferrari 330 GT 2+2 Series I(1963-1965)

1963年開催のブリュッセルショーにて初公開。先代モデルである250に比べてよりシャープなノーズとテールを採用し、4灯ヘッドライトにワイドなグリルが特徴的ですが、このエレガントなラインはピニンファリーナの手によるものです。

主にフロントエンドのデザイン処理により、2つのシリーズに分けることができ、後に発売されたシリーズ2(1965~1967)は2灯式となります。

まとめ

これらの車は当時、さぞかし異彩を放ったことでしょう。

流行は巡るといいますが、現在は再び丸目のヘッドライトが注目されるようになっていきていると感じます。

自動車デザインの歴史から言うと元に戻ったことになりますが、ご覧頂いた通り丸目から角目に行くまでに一回”釣り上げてみた”車がいたと思うと、なんだか面白いですね。この先ヘッドライトのデザインは一体どうなってゆくのか気になるところです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

-情報, 自動車, 豆知識

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。

関連記事

【干支】十二支をもとにした名前の車 決定版!

十二支(じゅうにし)とは、ご存知 子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥 の12種類からなっています。 自動車の名前にも動物をベースにしたものが多くありますが、果たしてこれら12種に当てはまる …

【海外】新型スープラ 輸送中に大クラッシュ

新型トヨタ「スープラ」は、オーストリア・グラーツ工場において2019年初頭から生産を開始しています。 新型BMW Z4とエンジンなどの主要部品を共用する兄弟車のであるため、新型Z4と同じこの工場で生産 …

【国内】ミニバン 売れ筋No.1とその謎

SUVブームと並び人気のミニバン。 主にファミリー向けとして数多くのモデルが存在しますが、結局のところどのモデルが一番人気なのでしょうか?それを調べればファミリー向けとして最もふさわしいミニバンが見つ …

【スズキ】X-Beeコンセプト画像公開!おもったよりハスラーだった。

スズキは10月25日に開幕する第45回東京モーターショーに出展する車両をの概要を発表しました。その中には、かねてから噂されていた「ハスラー1000cc」のほぼ市販版も含まれています。 本記事ではその実 …

【個人的】自動車保険CMに登場の車を分析!

自動車保険会社のCMを見ていると、現実には存在しない車がたびたび登場します。 CMにメーカーのロゴ等を入れるわけにはいかないため、CGによる合成加工が行われていますが、現物とどこがどう違っているのでし …

スポンサーリンク


管理人のクースキーと申します。

自動車関係の情報、ゲーム、ニュースなどをより多くの方に共有したく思い、個人的にお勧めする内容をこのブログにまとめていくことと致しました。

ときには生活用品など、気ままにお届けいたします。宜しくお願い致します。
記事内では一人称が「私」だったり「俺」だったり「自分」だったりしますが、現実では「僕」です。

ちなみに自動車はMT派です。ლ(´ڡ`ლ)

2024年9月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  
スポンサーリンク