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時期ミラージュはルノー製?
三菱自動車はルノー・日産アライアンスの一員としての新たなポジションを、フォードフィエスタのライバルとなるような超小型車の開発に活かしたいと考えているようです。その場合プラットフォームとメカニズムを時期ルノークリオ・日産マーチのものと共有し、ヨーロッパでのミラージュと置き換えると言われています。
予想イメージ
出展:autoexpress.co.uk
東京モーターショーで三菱自動車の副社長兼生産企画長であるビンセント・コビー氏が語った内容としては、設計、生産を一から行うのは高額なことに加え、小型車の分野での利益は小さいので、ルノー・日産のプラットフォームをこのセグメントで使用することを考えている。とのことです。
コビー氏はまた、時期アウトランダーのようなSUVの発売は「早急な優先事項」とした一方で、Bセグメントにおける小型車は「世界の需要の30%に上る」とし、超小型車なしでは排ガス規制を満足することは「非常に難しい」とも答えました。
ルノーの時期クリオは2018年に新型プラットフォームを採用しデビューすると予想されており、三菱自動車はその3気筒ターボガソリンエンジンの機構を借用する形となります。
時期クリオのイメージと見られるEOLABコンセプト
出展:autoexpress.co.uk
イギリス三菱の現トップであるランチ・ブレドリー氏は昨年、ミラージュの後継は将来的には完全電気自動車となるだろうとも話しています。イギリスにおいてミラージュの名が使用されるかは今のところ不明ですが、一つの可能性として「コルト」の名が使用されるとも考えられます。
3年で6車種を増やす計画
三菱自動車は「Drive for Growth(成長のための原動力)」として3年計画を発表し、2020年までに600億円を投資し、新たなモデル6車種を追加すると発表しています。
計画として、世界での販売台数を年販売30%増加の130万台、開発資金は50%増の133億円とし、電気自動車市場にさらなる投資を行うとしています。
三菱自動車はまた、アメリカや中国、東南アジアといった中核市場でのシェア拡大を計画しており、東南アジア市場での存在感を加速させるため新たにインドネシアに組み立て工場を新設しました。また、2019年までに中国での販売台数を2倍の22万台と予想しています。
新モデル開発における巨額の投資にもかかわらず、三菱自動車は毎年1.3%の生産コスト削減を計画しており、ルノー・日産・三菱アライアンスにおける資源共有を活用するとしています。
出展:autoexpress.co.uk
まとめ
三菱単独で開発したモデルとしては、ルノー・日産アライアンスに加入する以前に開発を開始していた「エクリプスクロス」が最後となります。
今後はこの記事のようにルノー・日産アライアンスを活用した車づくりが行われ、フォーマットなどの共有化が進むと考えられます。ちょうど日産がルノーの傘下になった時のイメージと同じかと思います。
確かに今の三菱自動車の国内での状況は厳しいものがあり、独自に開発してもヒットするかといえば難しいといえます。その中、こうしたアライアンスのもと新車種を展開できることは大きなメリットといえます。
三菱自動車の益子社長は、売り上げがV字回復することがあれば、新型ランエボやパジェロの開発にもチャレンジしたいと語っています。
海外、特に新興アジア地区での人気はある程度ある三菱ですが、国内でのイメージ回復もまた必要なことですので、今後の流れに注目したいところです。
しかし日産自動車もまた、完成車検査不正で騒がれていますので、いやはや、世の中何が起こるか分かりませんね。