三菱自動車の新型軽ハイトワゴン「デリカミニ」。
カッコかわいいフロントデザインが大注目ですが、なんと公式キャラクターがデビューするようです。
目次
デリカミニ登場
三菱自動車工業株式会社は、新型軽スーパーハイトワゴン「デリカミニ」を全国の系列販売会社を通じて、5月25日(木)から販売を開始します。車両本体のメーカー希望小売価格は1,804,000円~2,238,500円(消費税10%込)。
新型『デリカミニ』は「Reliable & Active Super Height Wagon(頼れるアクティブな軽スーパーハイトワゴン)」をコンセプトとし、広々とした室内空間と力強い走りを融合させたミニバン『デリカ』の名を冠した軽スーパーハイトワゴンです。
『デリカ』らしい力強い走りを予感させるSUVならではのスタイリング、アウトドアから日常使いまで利便性に優れた機能的なインテリア、後部座席でも快適に過ごすことができる広々とした室内空間、砂利道など未舗装路の運転も安心で快適な走行性能、運転支援機能「マイパイロット」や「三菱 e-Assist」などを特長とし、日常からレジャーシーンまで家族や仲間と楽しく過ごせる時間を提供します。
出典:https://www.mitsubishi-motors.com
公式キャラクター登場
そんなデリカミニですが、公式キャラクターが登場しています。
カレはデリカミニの化身。(犬かどうかは不明)つぶらな瞳と勇ましい口元が特徴的。家族とアウトドアへ行くのが大好き。自然の中で走るのも得意。山道も水溜りもへっちゃら。かわいいフリして、ヤンチャでタフな一面も。
特徴的なライトをモチーフとした犬のようなキャラクターですが、まだ名前が付けられていません。三菱自動車は名前を一般公募しており、応募者の中から抽選でデジタルギフト1,000円分を525名にプレゼントするキャンペーンを実施しています。期間は2023年4月6日(木)17:00~2023年5月7日(日)23:59です。
いったいどんな名前が付けらるのか、楽しみですね。
過去にもあった一般公募
今回はキャラクターの名前ですが、過去には車名を一般公募した例があります。
日産・マーチの例では、マーチの元になるコンセプトカーが1981年開催された第24回東京モーターショーに「NX-018」の名で参考出品された際、車名を一般公募するキャンペーンが展開されました。
その結果、第1位は「ポニー」(118,820通)、第2位は「フレンド」(54,152通)、第3位は「ラブリー」(42,929通)、第4位は「シャトル」(40,304通)、第5位は「スニーカー」(30,628通)であったものの、当時審査員を務めた岡本太郎、坂本九、石原裕次郎、王貞治などの有名・著名人の多くが第164位の「マーチ」(4,065通)に投票していたためか、「マーチ」が採用され1982年10月に発売となりました。
三菱・パジェロミニの例では、パジェロの弟分として発表し名前を一般公募した結果、「パジェロミニ」という名前が採用されています。
意外と少ない公式キャラクター
車をモチーフとしたマスコットキャラクターが登場する例は多くありません。
過去には、ダイハツ工業が2008年から2017年まで製造・販売していたムーヴシリーズの軽トールワゴン、ムーブコンテのマスコットキャラクター「カクカク・シカジカ」や、
1996年から2001年までトヨタ自動車が生産・販売していたミニバン、イプサムの発売にあわせて登場した「イプー」というキャラクター等が存在します。
そのほかにも例はありますが、デリカミニのように公式キャラクターがセットでデビューするのは稀だといえます。
それ以前に、デリカミニのデザインもさることながら三菱自動車がこのような遊び心のあるアプローチをしていること自体が珍しいことです。このところ日本国内では存在感の薄い状態が続いていましたが、電動化時代におけるアウトランダーPHEVのヒットやアウトドアブームにおけるデリカブランドの再構築のもとに、着実にその存在感を増しています。
かつては面白い車をたくさん作っていたメーカーです。その頃のセンスが戻ってきたような気がしますね。
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