いくら車が好きと言っても、全てを知り尽くしている人は存在しません。
「そうだったの?!」と言うことがまだまだたくさんあるのです。そういったトリビア的な小ネタをジャンル問わずいつくかご紹介いたします。
目次
マツダ・R360クーペ、キャロル
「トヨタ、日産を抑えて国内販売台数1位に」
1959年4月に軽乗用車の開発に着手し、翌1960年4月、東洋工業初となる四輪乗用車、R360クーペを発売しました。1962年には大人4人が乗れるファミリーカーとして開発したキャロル360を発売。1960年から1962年までの3年間、東洋工業はトヨタ自動車、日産自動車を抑えて国内販売台数首位に躍進しました。
後にも先にもこの時だけ
日産・マーチ
「車名を一般公募し”マーチ”は第164位だったが選ばれた」
マーチのもとになるコンセプトカーは1981年開催された第24回東京モーターショーに「NX-018」の名で参考出品され、車名を一般公募するキャンペーンが展開されました。
その結果、第1位は「ポニー」(118,820通)、第2位は「フレンド」(54,152通)、第3位は「ラブリー」(42,929通)、第4位は「シャトル」(40,304通)、第5位は「スニーカー」(30,628通)であったものの、当時審査員を務めた岡本太郎、坂本九、石原裕次郎、王貞治などの有名・著名人の多くが第164位の「マーチ」(4,065通)に投票していたためか、「マーチ」が採用され1982年10月に発売となりました。
残念ながら生産終了となった
トヨタ・ハイエース
「タイ専用モデルがある」
2004年に販売を開始した5代目の派生車種として、2005年からタイ限定で販売されている乗用車仕様が「ベンチュリー」という名で販売されています。生産国はタイ。
ハイエースが5代目にモデルチェンジした2004年当時、トヨタのタイ市場にはMPVがなく、当時の競合車種に対抗するため乗用目的を優先したMPVとして企画されました。日本向けのロングワゴンミドルルーフをベースに上級仕様化されています。
日本でも需要ありそう
スバル・サンバー
「EVモデルがあった」
1990年から1999年に販売されていた5代目サンバーは、1995年から電気自動車である「サンバーEV」を設定し販売していました。さらに1999年から2016年に発売されていた6代目でも、2000年からEVモデルの販売を開始しています。
余談ですがこの6代目サンバーEVをベースに、日本郵政とEVベンチャー「ゼロスポーツ」が郵便車の共同開発をしていました。しかしスバルがサンバーの自社生産終了及びOEM化の方針を出したことを受けて計画を大きく変更、その際の手続きが上手くいかず計画はとん挫。ゼロスポーツは多額の負債を抱え倒産しています。その後三菱・ミニキャブミーブが受注を勝ち取っています。
スバルのEVもこれからが勝負か
三菱・i-MiEV
「MiEVの”i”はインホイールモーター」
三菱自動車工業が2009年に量産製造を開始し、2021年3月まで販売されていた国内初の量産電気自動車であるi-MiEV。
2011年に開催された「CEATEC JAPAN2011」にて、当時の益子社長は次の世代のEVとしてインホイールモーターの実用化について聞かれた際、「車名のMiEVはもともとミツビシ・インホイールモーター・EVの略だったが、コストの関係でワンモーターにしたため『インホイールモーター』を『イノベーティブ』に変更した」と明らかにしています。
インホイールモーターはいつかチャレンジしてほしい