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【2018】5月度新車販売台数分析

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2018年5月度の新車販売台数が自販連より発表されました。本記事ではそのデータをもとに詳しく分析したいと思います。新車ご購入の参考になれば幸いです。

目次

乗用車ブランド通称名別順位

掲載元へ➔

【今月の注目ポイント】
スバル

※輸入車、軽自動車は含まれません。

メーカー別販売台数

販売台数上位50位の中に含まれる車種数をメーカー別で分類するとこのようになります。

メーカー 2月 3月 4月 5月
トヨタ 21 23 21 21
ホンダ 7 7 8
日産 6 5 5
マツダ 4 4 5
スズキ 3 4 3
スバル 3 4 2
レクサス 3 3 3
三菱 2 1 2
ダイハツ 1 1 1

やはりトヨタが最も多いですね。この強さが弱まることはまずないでしょう。

スバルの減少が見て取れます。やはり5日に発表された完成車の検査工程で新たな不正が見つかったように、ブランドイメージへの悪影響が出ていると考えられます。

【スバル】新たな不正発覚!販売台数35%減少!

各社トップセールス

1 トヨタ アクア 1位/50位
2 日産 ノート 3位/50位
3 ホンダ フリード 8位/50位
4 スバル インプレッサ 15位/50位
5 マツダ デミオ 20位/50位
6 スズキ ソリオ 21位/50位
7 ダイハツ トール 33位/50位
8 三菱 デリカD5 38位/50位
9 レクサス NX300 40位/50位

各メーカーともに売れ筋の車種はほぼ決まっており、ホンダはフィットかフリード、三菱はデリカD5に根強い人気が集まっています。

ミニバン

上位50位に含まれるミニバンは、販売台数の多い順に以下の通りでした。

順位 メーカー 車種 販売台数
1 日産 セレナ 7,397
2 トヨタ ヴォクシー 6,194
3 ホンダ フリード 5,869
4 トヨタ シエンタ 5,795
5 トヨタ ノア 4,047
6 トヨタ アルファード 3,810
7 ホンダ ステップワゴン 3,661
8 トヨタ ヴェルファイア 2,856
9 トヨタ エスクァイア 2,567
10 三菱 デリカD5 1,020
11 ホンダ オデッセイ 913
12 トヨタ エスティマ 744
13 トヨタ ハイエース 622
14 ホンダ ジェイド 614

ミニバンは50台中14台を占め、先月よりも2台増加しています。非常に人気ということが改めて分かります。やはりここでもラインナップの多いトヨタのミニバンが多くランクインしています。一番売れているミニバンが日産セレナとなりますが、ノート宜しく、e-powerが大きく貢献しています。

デリカD5は規制に適応するためのマイナーチェンジが行われ、4月25日から販売を開始しました。フルモデルチェンジ前のラストスパートです。

【三菱】デリカD5が一部改良!何が変わった?

SUV

上位50位に含まれるSUVは、販売台数の多い順に以下の通りでした。

順位 メーカー 車種 販売台数
1 トヨタ C-HR 5,536
2 ホンダ ヴェゼル 3,860
3 日産 エクストレイル 3,574
4 スズキ クロスビー 3,149
5 トヨタ ハリアー 2,910
6 マツダ CX-8 2,484
7 トヨタ ランドクルーザー 2,389
8 マツダ CX-5 2,219
9 マツダ CX-3 2,060
10 レクサス NX300 902
11 スバル フォレスター 825
12 三菱 エクリプスクロス 807
13 レクサス NX300H 689

SUVは50台中13台を占め、非常に人気ということが改めて分かります。ミニバンと合わせると50台中27台と、まさに半数以上がSUVかミニバンとなっています。

CX-8 vs クロスビー vs エクリプスクロス

発売時期が割と近いマツダの国内向けSUVラインアップにおける最上位モデルである新型「CX-8」スズキのクロスビー、そして三菱エクリプスクロスを比べてみましょう。

クラスもコンセプトも違いますが、新参者ということでそれぞれの販売台数を比べてみましょう。

CX-8 クロスビー エクリプスクロス
1月 2,938 2,442
2月 3,032 2,905
3月 4,342 3,751 4,996
4月 2,743 2,716 889
5月 2,484 3,149 807
合計 15,539 14,963 6,692

マツダ CX-8は微減となり、スズキ クロスビーは大きく販売台数を伸ばしました。三菱 エクリプスクロスはさらに台数を落とし、807台とやや苦しい状況となっています。満を持した新型車ですが、10年前のデリカD5より少ないというのはどうしたものでしょう。デリカは「オフロードミニバン」という唯一の地位をもっていますが、エクリプスクロスにはこれといった優位点が感じられにくいことが原因といえます。走行性能はトップクラスかもしれませんが、それを伝えて購入に結びつくほど一般人は走りに真剣ではないのです。

ホンダ

2013年にコンパクトSUVの「ヴェゼル」が発売され存在感が薄れたことで国内販売を終了した「CR-V」が2018年6月以降に日本国内に復活する予定となっています。ハイブリッドが採用される見込みで、加熱する国内SUV市場にさらなる勢いを付ける狙いです。

続々増える新型

SUVブームはとどまるところを知らず、今後も多くの新モデルが投入される予定です。

・トヨタ RAV4・・・2019年春日本発売予定

【新型】トヨタ RAV4(ラブフォー)発表!開発者が語る。

・スバル フォレスター・・・2018年8月頃日本発売予定

【新型】スバル フォレスター発表!さらば若き日のフォレスターよ

まとめ

このところ自動車メーカーにおける不正のニュースが後を絶えません。三菱自動車での外国人実習生不正は、日産でも行われていることが発覚しています。前述の通りスバルでは排気ガス・燃費測定での不正がさらなる拡大をみせており、6月度の影響が気になります。

こうした不正はないのが一番ですが、公にするタイミングも見計らう必要があるのも事実です。経営状態が悪い時にオープンにしてしまうと大打撃となりかねません。だからといってずっと隠していると「隠蔽」のレッテルを貼られてしまいます。このあたりの考え方はメーカーそれぞれに違いがありそうです。

<関連記事>

【日産】技能実習不正発覚 お前もか

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