三菱自動車が生産・販売するピックアップトラック「トライトン(/L200)」。
新型が公開されたことでも大きな話題となりましたが、よりタフに設計されたコンセプトカーが公開されました。こいつはかっこいいぞ!
トライトンの新たなコンセプトカーがお目見え
(和訳)
すでに有能な主力製品の、より用途が広いバージョンを必要としている人たちの為、三菱はより頑丈なバージョンのL200/トライトンをもうすぐ出そうとしています。今回はコンセプトカーとしてですが、新型トライントン アブソルートは今週開催の2019バンコクモーターショーにて公開予定です。販売の可能性を探ります。
三菱は今後12カ月で様々なロケーションでこのコンセプトカーを展示し、市場の興味やフィードバックを確かめるとしています。言い方を変えれば、多くの人々が好意的であれば、このトライトン アブソルートは今から1年ほどで公式に生産へと移ることでしょう。その他のコンセプトカーと比べてもそこまで異常な見た目をしていませんから、生産モデルはこのコンセプトに大きく影響を受けたものとなるでしょう。
では、このコンセプトカーは一体どれほど特別なのでしょうか?まず初めに標準モデルよりも50ミリ高められた車高によって、荒れた地形にも挑むことができるグランドクリアランスが確保されています。さらに分厚い”ファルケン Wildpeak”オフロードタイヤをおさめるため、車幅が広げられ、オフロード性能を向上させるためにサスペンションのトラベル量も増やされています。
よりタフなトライトンは、後部のハードトナーカバーと共に、たくましいボディキットが取り付けられています。ボディキットにはそれぞれのドア位置に赤い持ち手が設置されており、さらに後部にも2つ設置されています。
フォード レンジャー ラプターのライバルとなりそうなアブソルートコンセプトは、LEDの補助ライトがルーフに取り付けられており、膨らんだフェンダーがアグレッシブな見た目をより充実させています。カーボンファイバーテールゲートと同様に、フロントとリアのスキッドプレートとブラックアウトグリルは、通常のモデルとは一線を画しています。
スペックなどの詳細は現時点では不明ですが、三菱は乗り心地、ハンドリングは向上しているといいます。パワートレインも明らかになっていませんが、エンジンは標準モデルのトライトン/L200のものである可能性があります。
自動車メーカーが各社海外に重きを置き、日本国内軽視と言われる昨今ですが、せめて標準モデルを是非とも国内に導入してもらいたいものです。
しかし、トライトンは過去に日本で期間限定販売されていたことがありましたが、全長5mを超える大きさによる取り回しの悪さ、重量税などが影響し、5年間の販売台数はわずか1800台余りという散々たる結果になっています。
乗り手を選ぶこうした車を日本で売ったとしても、悲惨な結果になることは目に見えているわけです。トヨタがハイラックスを国内に導入した際には、ピックアップトラックブームを期待しましたが、その気配は未だ感じられません。トヨタがダメならもうダメなのです。
我々日本人は、残念ながら指をくわえることしかできないのでしょうか・・・。
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