「モリゾウ」ことトヨタ自動車社長の豊田章男氏が、史上初2度目の自工会会長に就任し、自工会の新体制がスタートしました。
自工会広報誌「JAMAGAZINE」にて、アンバサダーに任命されたマツコ・デラックスさんとのスペシャル対談が2018年6月4日(月)行われました。その様子をご紹介します。
目次
スペシャル対談
▶JAMAGAZINE スペシャル対談 WE LOVE CARS. WE LOVE BIKES. – PR JAMA
出席者は各自動車・バイクメーカーの方たちということもあり、トヨタの話題のみならず、自動車・バイクというモビリティー全体としての未来を語り合っています。最後には全てのメーカーを2人が平等にイジるという、和やかな対談となったようです。
日本自動車工業会とは?
日本の自動車生産企業を会員とする業界団体のことをいい、略称は自工会(じこうかい)。英語表記では Japan Automobile Manufacturers Association, Inc.で、英略称はJAMA(ジャマ)。
会員企業は、いすゞ自動車、川崎重工業、スズキ、ダイハツ工業、トヨタ自動車、日産自動車、日野自動車、SUBARU、本田技研工業、マツダ、三菱自動車工業、三菱ふそうトラック・バス、ヤマハ発動機、UDトラックスの14社に加え、会友の日本ゼネラルモーターズを含んでいます。
1967年発足から、日産自動車とトヨタ自動車、その後本田技研工業を含めた3社から交代で会長に就任しており、今回就任した豊田章男氏は、13代目かつ史上初の2回目の会長就任となります。
自動車産業を代表する業界団体であることから、規模的にいえば重要な圧力団体といえます。そのため政治的コメントも発信しており、最近では豊田章男氏が自動車の税金の高さについて苦言を呈しています。
未来の車はどうなる?
AIなどの進化により自動車のあるべき姿が大きく変わろうとしています。
完全自動運転やシェアライドの広がりによって、誰でも好きな時に自動運転の車を利用できる「自動運転ステーション」のような施設が全国に展開されていくと考えられます。そこで車に乗り込み、目的地を設定するとあとは自動で移動してくれるものです。自動車メーカーが自らそうした施設の運営を行っているかもしれません。
運転する楽しさなどは、単なる移動手段と考えたときに重要ではなくなります。しかしいずれにせよA地点からB地点に行くための過程は存在します。完全自動運転で運転する必要がないとすると、その移動の間、一体何をしているのでしょうか。
寝る、みんなでトランプをする、パソコンで仕事をするくらいが思いつきますが、きっとその時間を狙った新たなビジネスが生まれていることでしょう。