日産のGT-Rバッジ生誕50周年を記念して、日産とイタルデザインのコラボにより実現した新たなGT-R「GT-R50」が、何と50台の限定生産になる模様です。間違いなくお高いでしょう。
GT-R50が限定生産へ 1億円超えか
日産がGT-R50を公開したのは最近のことですが、知りたかったことはただ一つ。「生産されるのか?」です。グッドウッドフェスティバルオブスピードで、日産は、デザインスタジオとGT-Rの両方の記念日を祝うためにイタルデザインと協力して作られたこの車が、生産される可能性があると示唆していましたが、ついに明確に分かったのです。
出展:www.carthrottle.com
GT-R50が初めて一般公開されたそのショーにおいて、我々カースロットルに話した内容として、ニスモプログラムディレクターのボブ・ライッシュリー氏は、50台が製作させると明かしました。おそらく安くはないはずです。最低価格でも90万ユーロ(80万ポンド~105万ポンド)(1.2億円)とみていいでしょう。オーダーメイドの世界では、買い手が望めば望むほど高価格なことを意味します。「買い手が普段使いのものを望めば、我々はその通り製作し、サーキットでの使用を望めば、この車をベースにオーダーメイドで要求にこたえます。」とライッシュリーは言います。
彼はまた、「我々がすぐに50台に達することができない理由はない・・・関心は驚異的だ。」と指摘します。しかし彼はGT-R50の存在が高価なオーダーメイド、馬鹿高いスーパーカーの需要を高めるには及ばないということは否定します。「明らかにこの手の市場で車を生産する競合他社は多いが、それらに対しては考慮していない。」と言います。
出展:www.carthrottle.com
製造の過程としては、生産ラインからGT-Rの完成車をイタルデザインがあるイタリア モンカリエーリに搬送し、改造が行われます。コンセプトではニスモGT3バーションのGT-Rから持ってきたより大きなターボチャージャー、インタークーラー、強化ピストン、それがもたらす710馬力の出力がありましたが、生産版にも同じようなスペックが予想されます。オーダーすれば、ビルシュタイン製の「ダンプトロニック」ショックアブゾーバーも装備可能でしょう。
メカニカルな情報はありませんが、その独特な見た目には賛否が分かれるでしょう。それにもかかわらず、ライッシュリー氏は既にそのファンの一人です。「自分も今日初めて見たが・・・驚異的だ。全ての面が変更されているが、それでもまだクラシックなGT-Rが見える。」と締めくくります。同意できます?
出展:www.carthrottle.com
一体どこでどれだけ売られるのかなど、詳細は明らかではありません。50台限定生産とすると、日本に来たとしても1~2台ほどではないでしょうか。長らく後継のないGT-Rで開発終了の噂もある中、こうした形でも新型が出てくるのはいい刺激になりそうです。
<関連記事>