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【スズキ】スペーシアがモデルチェンジ!打倒N-BOXなるか。

投稿日:2017年12月17日 更新日:

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スズキ スペーシアがフルモデルチェンジを行い、2017年12月14日に発売開始となりました。8月31日に一足早くモデルチェンジした軽自動車販売台数No.1のN-BOXを倒すべく、一体どのような変化を遂げたのか。先代と比較しながらその注目ポイントに絞ってお届けいたします。

目次

デザイン

モデルチェンジに伴ってもちろんそのエクステリアデザインが変更となります。先代からどのように変わったのか、まずは見比べてみましょう。

標準グレード

・・・先代スペーシア・・・

・・・新型スペーシア・・・

エクステリアは大きく変わりました。洗練されたというよりは全くの別物と言っていいほどに、より遊びゴコロを感じさせるデザインに仕上がっています。デザインコンセプトが「スーツケース」であるように、より四角くなっています。

第45回東京モーターショーにて出展されたスペーシアコンセプト通りの出来栄えとなっています。平日でも休日でも家族や仲間と楽しく使える、「わくわく」と「楽しさ」を詰め込んだ新しいスタイルの軽ハイトワゴンです。

続いてリアデザインです。

・・・先代スペーシア・・・

・・・新型スペーシア・・・

先代の「L字」テールライトは個人的にイマイチでしたので、新型はリアガラス横にスッキリと収まり洗練された印象を受けます。

カスタムグレード

続いてカスタムグレードです。

・・・先代スペーシアカスタムZ・・・

・・・新型スペーシアカスタム・・・

フロントマスクは先代の面影を残しながらもより一体化したデザインとなっています。ヘッドライトはLEDライトへと変更されています。また、ウインカーの位置はヘッドライト内側からヘッドライト外側へと変更されています。これも意外と大きなポイントです。

四角いスタイルとなったことで、先代に比べまとまりがよくなったように感じます。

・・・先代スペーシアカスタム・・・

・・・新型スペーシアカスタム・・・

カスタムモデルはメッキパーツにより鋭いデザインとなっています。また、大型のテールゲートスポイラーも従来同様設置されています。

インパネ

インパネにも大きな変更が加えられています。

・・・旧型スペーシア・・・

・・・新型スペーシア・・・

特筆すべきはナビ画面が大きくなったことです。現センターコンソールのスイッチ類は先代よりコンパクトにまとまっていますが、このあたりの使い勝手も気になるところです。エンジンをかけるスタートボタンの位置は変わっていないのが見て取れます。

ですが全体のまとまりを見たときに、シンメトリーだった先代に比べて「チグハグ」している印象を受けます。

軽初の装備も!

新型スペーシアには軽自動車初となる装備も搭載されています。

フロントガラス投影式のヘッドアップディスプレイ

運転に必要な情報をフロントガラスにカラーで映し出す、フロントガラス投影式のヘッドアップディスプレイです。車速やシフト位置、デュアルセンサーブレーキサポートの警告などが、視線の先に焦点を合わせやすいように表示され、メーターパネルを見なくても確認可能。ドライバーの視線移動や焦点の調節を減らし、安全運転に貢献してくれます。全方位モニター用カメラパッケージ装着車に装備されます。

クルマの周囲が立体で見える3Dビュー

全方位モニター用カメラに搭載される機能の一つで、クルマの周囲360°を立体的に表示する3Dビューが利用できます。クルマを斜め上から見たような「室外視点」と、運転席から車体を透かして見たような「室内視点」を切り替えて表示してくれます。

後退時ブレーキサポート

リヤバンパーに4つの超音波センサーを内蔵し、車両後方にある障害物を検知。透明なガラスなども検知でき、コンビニの駐車場などでの衝突回避をサポートします。こちらは全グレードに標準装備となります。

ラインナップ&価格(税込)

ラインナップは以下のようになっています。

衝突被害軽減ブレーキのありなしが選択できますが、装着しない場合、デュアルセンサーブレーキサポート ・後退時ブレーキサポート ・誤発進抑制機能 ・後方誤発進抑制機能 ・リヤパーキングセンサー ・車線逸脱警報機能 ・ふらつき警報機能 ・先行車発進お知らせ機能 ・ハイビームアシストが非装備となります。

スペーシア 標準グレード

○HYBRID X(FF・4WD)

衝突被害軽減ブレーキあり FF 1,468,800
4WD 1,589,760円
衝突被害軽減ブレーキなし FF 1,409,400円
4WD 1,530,360円

○HYBRID G(FF・4WD)

衝突被害軽減ブレーキあり FF 1,333,800
4WD 1,454,760円
衝突被害軽減ブレーキなし FF 1,274,400円
4WD 1,395,360円

スペーシアカスタム

○HYBRID XSターボ(FF・4WD)

衝突被害軽減ブレーキあり FF 1,787,400
4WD 1,908,360円
衝突被害軽減ブレーキなし FF 1,728,000
4WD 1,848,960円

○HYBRID XS(FF・4WD)

衝突被害軽減ブレーキあり FF 1,690,200
4WD 1,811,690円
衝突被害軽減ブレーキなし FF 1,630,800円 
4WD 1,751,760円

○HYBRID GS(FF・4WD)

衝突被害軽減ブレーキあり FF 1,576,800
4WD 1,697,760円
衝突被害軽減ブレーキなし FF 1,517,400円 
4WD 1,638,360円

モデルチェンジにより先代よりも若干の値上げとなりました。標準グレードのHYBRID Gは旧モデルから6万円ほど値上げとなっていますが、その分安全機能が標準装備となったことを考えると、お買い得であると言えるでしょう。

打倒N-BOX!

現在軽自動車販売台数1位を誇るホンダN-BOXですが、スズキとしても同じ軽ハイトワゴンとして販売台数を獲得したいところでしょう。

ここではN-BOXと比べてみましょう。

エクステリア

○ノーマルグレード

・・・新型N-BOX・・・


・・・新型スペーシア・・・

N-BOXは丸目のフルLEDヘッドライトは、より愛着のわくデザインとなっています。また、ルーフに注目すると、樹脂製のモールがなくなったことでよりスッキリとしたデザインになっています。

スペーシアはN-BOXに比べ、より遊びゴコロを感じさせる見た目になっています。

○カスタムグレード

新型N-BOXカスタム


新型スペーシア

N-BOXのウインカーは連鎖式点灯でいわゆる「流れるウインカー」を搭載していますが、その点スペーシアは従来の点灯式になっています。しかしカスタム感でいうとスペーシアが一歩上に感じます。

本記事では取り上げませんが、スペーシアには純正アクセサリーが存在し、色々なバリエーションのカスタムを行うことができます。N-BOXにももちろん純正アクセサリーがありますが、どちらかというと「レーシー」なスタイルなのに対し、スペーシアは「アウトドア」を主にラインナップしています。

インテリア

インパネ

新型N-BOX

新型スペーシア

メーターの位置に大きな違いがあるのがお分かりになるかと思います。N-BOXはハンドルの上部に位置しており、より視線移動の少ない設計となっています。

その点スペーシアは従来通りの位置で表示類も若干さみしいですね。あと画像では分かりにくいですが、ハザードの位置も大きな違いがあり、スペーシアではシフトレバー左に位置しています。使い勝手が気になるところです。

前述ではスペーシアのインパネデザインは先代に比べチグハグといいましたが、N-BOXで見て取れるように、そういったトレンドと言うことができます。運転席と助手席に座る人の動作はもちろん違いますから、シンメトリーであることはデザインを優先したという結果でしょう。機能性を重要視する近年においては必然的に偏りがでるものだということですね。

シート

新型N-BOX

新型スペーシア

N-BOXはグレードにもよりますが、「スーパースライドシート」が特徴です。フロントシートの助手席が最大57cm前後させることができ、その使い勝手が大きく広がりました。

スペーシアにはそういった機能はついていませんが、ベンチシートタイプになっており、広々と使うことができます。

価格

標準グレードとカスタムグレードの最低グレードと最高グレードの価格を並べてみると以下のようになります。

車種 最低グレード 最高グレード
標準グレード N-BOX 1,385,640 1,880,280円
スペーシア 1,274,400円 1,589,760円
カスタムグレード N-BOX 1,698,840 2,080,080円
スペーシア 1,630,800 1,908,360円

いずれにおいても最高価格なのは4WDモデルです。

全体的にN-BOXの方が高くなっています。標準モデルでは最高グレードで30万円近く差があります。しかしカスタムグレードにおいては17万円の差と、お値打ちです。

価格も車選びの重要なポイントですので、スペーシアにとっては大きなメリットともいえます。

まとめ

車両価格は若干値上げされたものの、それ相応の装備が盛り込まれた満足のいく仕様となっています。モデルチェンジ前のスペーシアの販売台数は10月度で6,865台と、N-BOXの同月販売台数21,233台に大きく差をつけられている状況です。さらにはダイハツのタントにも後れを取っており、スペーシアとしてはこのモデルチェンジを機に存在感を示したいところです。

しかしN-BOXと比べてみたとき、内装の作り込みや装備の点で超えることは難しいのではないかと感じました。しかしその分N-BOXよりも価格においてメリットがありますので、装備過多を嫌う方やより遊びに重きを置いている方は、楽しく使える便利な車になっていると思います。

今後の販売台数にどう影響してくるか、楽しみですね。

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