またしても旧車が犠牲になる事故が発生しました。
81歳の女性高齢ドライバーがフェンスを突き破り、下の駐車場に止めてあったスカイラインC110型(通称ケンメリ)に突っ込みました。
フェンス突き破り車転落 2人重軽傷
14日夕方、北九州市八幡西区で、軽乗用車が飲食店の駐車場のフェンスを突き破り、およそ5メートル下ある駐車場に止めてあった車の上に転落し、軽乗用車に乗っていた高齢の女性2人が重軽傷を負いました。
14日午後6時ころ、北九州市八幡西区千代ヶ崎の飲食店の駐車場から、軽乗用車がフェンスを突き破り、およそ5メートル下の本屋の駐車場に止めてあった車の上に転落しました。
警察によりますと、軽乗用車を運転していた81歳の女性が頭を打つ軽いけがをし、後部座席に座っていた同じく81歳の女性が手首の骨を折るなどの大けがをしました。
下敷きになった車は後ろの部分が大きく潰れ、この車の隣に止めてあった別の車も一部が壊れましたが、いずれの車も人は乗っていませんでした。
警察は、軽乗用車を運転していた81歳の女性から話を聞くなどして事故の詳しい原因を調べています。
出展:http://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20180415/5020000304.html
なんともシュールな光景ですが、不運としか言いようがありません。
犠牲になった車は4代目スカイライン C110型(1972年-1977年)とみられ、GT-Rであったとの話もありますが、カスタム仕様の可能性もあるため真相は分かりません。しかしいずれにせよ希少価値の高い車に変わりはなく、「崖から転落してみたら旧車がいた」というような事故が起こる確率はとても低いことは間違いありません。
今でも状態のいいものは数百万円で取引されており、仮にGTRであった場合その生産台数はわずか197台であることから、超高額であることは容易に想像できます。
旧車を巻き込んだ事故は過去にもありました。
交通事故は毎日どこかで発生しています。旧車が巻き込まれると「よりによって」と思いがちですが、旧車であろうとなかろうと、交通事故に巻き込まれる確率は道路を走っている以上同じはずです。
しかしまさか上から降ってくるとは・・・オーナーの心中お察しします。