近年、電気自動車や水素自動車といった排気ガスを一切排出しない自動車に大きな注目が集まっているのは周知のことと思います。
イギリスでは2040年にはガソリン・ディーゼルエンジンのみを搭載する自動車の販売を禁止するとされており、その他各国もこういった流れに沿っていくと考えられます。こうしたことも一因となり、バッテリーが切れてもガソリンで発電できるとして最も実用的と考えられるプラグインハイブリッド車の売れ行きが伸びています。
しかしながら、排気ガスを出さずに走るにはどの車が最も効率的なのでしょうか。その「排ガスゼロ距離」を焦点に、見てみましょう。
目次
ホンダ クラリティ FCV
排ガスゼロ距離: 385マイル(616km)
ホンダの5ドアハッチの燃料電池自動車 クラリティFCVです。クラリティは616kmの航続距離を誇り、水素の充填には3分もかからず、従来の車に最も近い水素自動車と言えます。日本では2016年よりリース専用で販売されています。
トヨタ ミライ
排ガスゼロ距離: 342マイル(547km)
劇的な見た目のミライは、世界初の量産型水素自動車です。水素の充填には空の状態からでもおよそ3分と、従来の自動車と変わりません。その上547kmの航続距離を実現しています。ミライ的なデザインと合わせて、この技術が手に入るには安い買い物です。
日産 リーフ
排ガスゼロ距離: 235マイル(376km)
電気での航続距離は376kmと、新型リーフは現時点で最も使い勝手のいい電気自動車でしょう。新型は旧型と比べてより一般的なデザインとなりました。驚くほど俊敏で、機敏なハンドル操作が可能です。旧型は電気自動車の可能性を感じさせましたが、新型はそのステップをさらに進めています。
ルノー ゾエ
排ガスゼロ距離: 250マイル(400km)
ゾエは、他の電気自動車は主張する航続距離に満たないものであるとし、400kmの航続距離は一回の充電で維持できると主張します。多くのドライバーにとって1週間の通勤に使用できる能力であり、他の電気自動車が行けないような長距離でもその能力を発揮します。しかし室内は狭苦しく、実用性には向いていません。
フォルクスワーゲン e-ゴルフ
排ガスゼロ距離:186マイル(298km)
e-ゴルフは航続距離で日産リーフに大きな遅れを取っていますが、コンパクト市場で最も優れたゴルフをベースに作られています。その品質、スタイル、頑丈さは、オーナーが何年にもわたって愛し続けることができるものです。それに加えて俊敏なトルクとハンドリングが運転に最高です。航続距離298kmはその他多くの電気自動車に比べれば悪くなく、そのプロポーションと相まって誘惑されることでしょう。
ヒュンダイ アイオニック エレクトリック
排ガスゼロ距離: 174マイル(278km)
ヒュンダイは100%電気自動車のアイオニックを2017年に発売し、市場で最も優れた電気自動車の一つとなりました。航続距離278kmは長距離ドライブには行動範囲が限られますが、バッテリーの70%に30分という高速充電が可能となっています。
BMW i3
排ガスゼロ距離: 125マイル(200km)
都市型のi3は電気自動車市場で最もかっこいいキッズの一つです。ユニークなスタイリングと新鮮で若気のあるキャビンは、これまでのBMWとは一線を画します。決して安いわけではなく、実用的な航続距離も持ち合わせていませんが、コミューターとしてのそのスタイル、快適性、効率性に疑いはありません。加えてより遠くまで出かけたい人には、発電用のエンジンがついたモデルも選ぶことができます。
起亜 ソウル EV
排ガスゼロ距離: 132マイル(211km)
電気自動車の起亜ソウルは一般的な電気自動車よりもその室内空間で優れており、家族のドライブにもってこいです。航続距離はそこそこですが、その価格や、7年10万マイル保証は魅力的です。
フォルクスワーゲン e-Up!
排ガスゼロ距離: 95マイル(152km)
e-Up!はヨークシャー地方のあいさつのように聞こえますが(イングランドの北部(特にヨークシャーなど)では「eh up!」というカジュアルな挨拶がよく使われる)、正真正銘の電気自動車です。都市内のコミューターとして理想的で、込み入った都市での運転や駐車にも困らないでしょう。
日産 e-NV200 コンビ
排ガスゼロ距離: 106マイル(170km)
2018年現在、e-NV200コンビは大勢を運びたい人に向けた唯一の電気自動車です。7人乗りで170kmの航続距離は役に立つ実用的な車です。大家族やスクールバス等に選ぶべき唯一の電気自動車です。
出展:https://www.carkeys.co.uk/guides/most-efficient-alternative-fuel-vehicles-2018