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【スズキ】新型ジムニー 新旧比較まとめ

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皆さんのお待ちかね、新型ジムニーが2018年7月5日発売を開始しました。

ジムニーと言えば世代を超えて愛される、本格軽オフローダーとして唯一無二の存在を確立しています。先代との見た目の違いから、その内容に至るまでを比較してみましょう。

目次

エクステリア

旧型

CX

XG

新型

新型は先代から踏襲されたような面影はなく、それよりも前のモデルを彷彿とさせるレトロかつ機能的なデザインとなっています。特筆すべきは、これまでボンネット左側に生えていたサイドアンダーミラーがサイドアンダーミラー付ドアミラーに変更された点でしょう。

XC

XL

XG

インテリア

20年にわたり製造されてきた旧型ジムニーの内装は、まさに20年前のものです。モデルチェンジでリフレッシュし今風になると同時に、よりギア感を演出しています。

旧型

新型

スペック

XGグレードを比較してみました。気になる点を比べてみてください。

注目ポイント

1:ボディサイズはそのままに室内を広く
高さこそ低くなったものの、室内寸法は左右に広くなっています。乗員・荷物の搭載にも大きなメリットとなります。

2:燃費がMTで向上
測定モードが先代と異なる「WLTCモード」ですが、5MTの燃費は16.2km/Lと大幅に向上しています。4ATでの燃費はわずかに劣ります。

<WLTCモードについて詳しくは>

【新車】燃費の基準が変わるって、一体いつから?

エンジン

旧型

・高性能DOHCインタークーラーターボエンジン

ハイパワーと粘り強いトルクを発生させるDOHCインタークーラーターボエンジンを全車に搭載。大型のインタークーラーやカムプロフィール及びエキゾーストマニホールドの形状を徹底的にこだわりました。高速道路では低速から高速までスムーズに加速し、ストップ&ゴーの多い街中でも、より快適な走行を実現しました。また、吸・排気系のレイアウトを適正に配置し、車内への振動や騒音を低減。オールアルミ製エンジンやラジエーターは、車両の軽量化に加え、リサイクルしやすいため、環境保護にも貢献しています。

最高出力(ネット) 47kW/6,500rpm
<64PS/6,500rpm>
最大トルク(ネット) 103N・m/3,500rpm
<10.5kg.m/3,500rpm>

新型

・R06A型ターボエンジン

従来より圧縮比を高め、ロングストローク化するとともに、インテーク側VVTを採用したR06A型ターボエンジンを搭載。低回転から力強いトルクを発揮させることで、オフロードでの優れた走行性能を確保しました。軽量・コンパクトな設計を実現するとともに、水や雪、飛び石への対策を施すなど、高い信頼性も備えています。

最高出力(ネット) 47kW/6,000rpm
<64PS/6,000rpm>
最大トルク(ネット) 96N・m/3,500rpm
<9.8kg.m/3,500rpm>

安全性能

旧型

旧型ジムニーの安全性能は以下のように限られたベーシックなものでした。

○軽量衝撃吸収ボディーTECT[テクト]
○運転席・助手席SRSエアバッグを全車に標準装備
○充実のシートベルト安全機構
○ステアリング操作で危険回避能力を高める4輪ABSを全車に標準装備
○安定した制動力を発揮する。信頼のブレーキシステム
○安心のクラッチスタートシステム。(5MT車)
○広い視界を確保したドライビングポジション

新型

スズキセーフティサポートが搭載され、安全性が大幅に向上しています。

○標識認識機能
○車線逸脱警報機能
○ふらつき警報機能
○先行車発進お知らせ機能
○ハイビームアシスト
○デュアルセンサーブレーキサポート
○誤発進抑制機能

その他、多くの安全装備が追加されています。

メーカー希望小売価格(消費税8%込み)

グレードは全部で3つとなり、旧型に比べてより選択の幅が広がっています。注目したいのは価格ですが、お値段据え置きとなっています。

グレード 4WD 5MT 4WD 4AT
旧型 CX 1,744,200円 1,841,400円
XG 1,458,000円 1,555,200円
新型 XC 1,744,200円 1,841,400円
XL 1,582,200円 1,679,400円
XG 1,458,000円 1,555,200円

地上高、アングル

旧型

アプローチアングル:49°
ランプブレークオーバーアングル:32°
デパーチャーアングル:50°

新型

アプローチアングル:41°
ランプブレークオーバーアングル:28°
デパーチャーアングル:51°

アプローチアングル、ランプブレークオーバーアングルはともに6~7°少なくなっていますが、デパーチャーアングルが1度アップしています。最低地上高はスペックにも記載しましたが、200mmから205mmの5mmアップです。

画像出展:www.suzuki.co.jp

感想

快適性・安全装備などが充実し、現代にふさわしい遊べる車が出来上がりました。先代に比べより角ばったデザインは一般的には古臭いものですが、目的に沿った機能美であるという点で、全く正当な進化と言えます。

装備を充実させたことで先代と比べて重量や各アングルに影響は見られますが、ラダーフレーム構造のFRレイアウトを採用し続けるのは、やはりジムニーがどういう存在なのかを十分に分かっていないとできないことでしょう。スズキは良く分かっているようです。

余談ですが、これまでのジムニーの歴史からして、この新型も20年以上製造されると予想されます。つまり20年後の2038年にもこの車は存在しているということになります。その2年後である2040年までに、ガソリン車の販売を終了すると宣言する国や自治体も多く、いずれにせよEVやPHEVといった環境対応車がマジョリティーとなっている時代です。

そういう時代でも、ジムニーのような車を求める人は必ずいるはずです。全ての車を対象とするのではなく、「安全・環境対応をしなくてもいい車の枠組み」を設定するといった措置が必要といえます。

【ワゴンR】まさかのMTを新設定!スズキは車好きを分かっている。

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-スズキ, 情報, 自動車

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