2015年12月20日を持って惜しまれつつも生産終了となり67年の歴史に幕を下したランドローバー ディフェンダーですが、新型の開発が着々と進んでいます。
情報によると、初公開は2019年9月、発売は2020年とのことです。
目次
2019年9月公開
(和訳)
ランドローバーは今年、ついに新型ディフェンダーを公開します。先代モデルは乗員と歩行者への安全基準を満たすことができないため2016年に生産を終了しました。先代はエアバッグすら装備されていなかったので、全体的な再設計が必要だったのです。
最新の情報によると新型ディフェンダーは6カ月以内に公開となり、レトロなスタイルとラフでタフな外観を両立することを目指し、最新のテクノロジーにより現代的な車になります。
新型でより環境にやさしいエンジン、最先端で高級感のあるインテリア、そしてボディ構造にはアルミが幅広く使用されることが予想されます。
新型ディフェンダーがどういった見た目なのか正確には分かりませんが、ランドローバーはカモフラージュされた試作車の写真を2018年末にも多く公開しています。その例として4ドアのものがありますが、実物がこれほどボクシーなスタイルなのか、それとも実際の形はカモフラージュの下に隠されているのか、確かではありません。
このカモフラージュされた見た目からは、より車高が高く、そして四角くなったディスカバリーのようにも見えます。
しかしひとたびこのカモフラージュが取り除かれると、そこで目にするのは、先代モデルのファンだけでなく、先代モデルの購入を検討していなかった人も満足するような、ユニークで望ましい姿であることでしょう。
先代モデルの総販売台数は1948年から2016年にかけておよそ2百万台ですから、その後を追うのは非常にハードルが高いことでしょう。
全ての先代モデルには高級感や快適性を強調するような装飾や高級要素はなく、オフロード性能に全てを捧げていました。
この新型ディフェンダーは完全に新たな方向へ向かっています。高級感、そしてテクノロジーや快適性をミックスしていますが、オフロード能力や水洗いできるような内装が特徴であった先代モデルを好むユーザーからは、反感を買うリスクもあります。
ディフェンダーのインテリアを確認できましたが、90年代の見た目をしていた先代に比べ大幅に向上しています。決してオフロード能力を犠牲にしたわけではない新しいディフェンダーの快適性と洗練性が受け入れられるでしょう。
これらのことは互いに影響を及ぼし合うので、我々はそれを確認するのを待たなければなりません。舗装路上でより良くするならば、オフロードの価値に影響を与えますが、もし岩の上を這うようならば、滑らかな舗装路での運転に適しません。
ディフェンダーが進む方向性の変化は明らかです。Motortrendのジャーニー・リバーマン氏が撮影したモアブ砂漠でテスト走行をする試作車には、それを裏付けるようにエアーサスペンションが確認できました。これまでのディフェンダーには搭載されたことが無いもので、ランドローバーが快適性を向上させたことを示唆します。しかし路面状況によって調節可能な車高調節機能を搭載しています。
おそらく、完全独立サスペンションの調節はランドローバー ディスカバリーのようなもので、プラットフォームを他のモデルと共有している事実が伺えます。
つまりエンジンも他のモデルと供用していると考えられます。そうすると2.0リットルガソリンエンジンや、特定の地域向けにディーゼルが用意されるでしょう。
新型ディフェンダーは2019年9月開催のフランクフルトモーターショーにて公開、2020年の販売開始と予想されます。伝統的なライバルであるジープラングラーの新型は好評とされており、フォードブロンコもそろそろ公開となります。アメリカでの販売を示唆してからランドローバーを脅かすようなモデルが続々出てきています。
↓2019.4.30追記
新型ディフェンダー 東京都内で目撃
ショートホイールの3ドア仕様が東京都内でスクープされました。
かつてのディフェンダーには「90」「110」「130」という具合にホイールベースの異なる複数のバージョンが用意されており、次期型でもショートとロングの2モデルの設定が確実といえます。
わざわざ日本でテストしていたということは、日本で販売される可能性が高いといえます。世界的には2020年の発売と予想されていますが、国内では少々遅れて販売が開始されるでしょう。
出典:https://carview.yahoo.co.jp
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