フラットアウトシリーズ最新作「FLATOUT4 Total Insanity」は2017年8月31日に日本発売となっております。
いくつかの項目に分けて、プレイしてみた感想・評価をしてみたいとおもいます。今回はシングルプレイのみです。もちろん個人の感想ですので、ご了承ください。
目次
ゲームの進め方
レースに勝ってカップを手に入れる「キャリア」モードとスタントなどのミッションを行う「FLATOUT」モードの2つを並行して進めることで車やキャラクター、オプションをゲットすることができます。早い話、どちらもパーフェクトにできれば100%達成ということです。
それぞれのモードに分けて説明を交えながら感じたことを書いていきます。
キャリアモード
車の種類によって「ダービー」、「クラシック」、「オールスター」の3つのジャンルがあり、それぞれにおいて適応する車でのみ出場できます。いくつかのコースから構成されるカップに優勝すること、またダービーやタイムアタックといったミッションを全てクリアすることで100%クリアとなります。
・ゲームシステム
自分を含め他の車には敵キャラが乗っているが、詳細な説明などは一切無いため、一体だれと戦っているのかさっぱりわからない。ピエロのような見た目のやつ、名前が変なやつなど様々ですが、正体が分からず気になってしょうがない。ちなみに「2」ではロード画面に敵の顔写真とまつわり話が表示されていました。
また、キャリアモードといってもお話があるわけではなく、淡々とカップに挑戦し勝つだけの作業になりがちである。せっかくなのだから何かお話があってもよかったと思うが・・・。せめて自分のキャラぐらいは作れてもよかったと思います。
また、レース後のリプレイは見ることができません。
・曲
BGMとして使用される曲はほとんどがロック系でうるさめの曲ですが、これまでのフラットアウトシリーズ(1,2)のようにキャッチーな曲は少ない印象(個人差はあるだろうが)。もちろん効果音、BGMの音量は調節可能です。
でも気にいった曲はいくつかありました。これらはレース中聴いてて気持ちよかったです。(個人の感想です)ゲームを通して知る曲って多いですよね。
▶THE UNLIKELY CANDIDATES – YOUR LOVE COULD START A WAR
▶The Creepshow – See You In Hell
・グラフィック
PS4なのである程度はリアルである。しかしところどころで物体が中に浮いているなどおかしな点もある。車へのダメージはパーツが壊れて取れていくというよりか、いつの間にか壊れていると言った印象。ドアが開いたまま走っていてドアがオブジェクトに接触したにも関わらず、ドアに当たり判定はないらしくすり抜けたことからも、破壊表現は少々おざなりと言わざるを得ません。感覚としては「バーンアウトパラダイス」の破壊表現に近いものを感じました。
ドアが壁を貫通している
しかしコース上の破壊可能なオブジェクトは多く、電柱や看板、街灯など本来壊せないはずのものもポッキリと壊すことができるので、爽快なレースが楽しめます。コース上に停車している車や廃車も割と軽めに置かれているので、ぶつかったからと言ってレースにさほど支障はありません。しかし壊せるものと壊せないものの区別はしっかりしておかないと、壊せないものに猛スピードで突っ込むことになります。
・コース
コースは全部で20種類ですが、コース名こそ違うものの舞台が同じ場合もあるため、同じコースを何回も走っている感覚になります。コースのタイプとしては森林、工場地帯、荒野、雪国、アリーナの5つしか感覚としてありません。「2」にあった都市や街、サーキット等はなく、いずれにおいても基本的に廃墟のような人気のない場所をコースにしています。
ですがコースによってはオブジェクトになるクレーン車のクレーンが動いていたりと、人気を感じる場所もあります。
コース上には破壊可能なオブジェクトが多数配置されており、それらを破壊することでブーストを貯めることができます。レースはブーストの使い方によって大きく左右されます。
敵にぶつけてもブーストは貯まる
・車
車の挙動はしっかりしているが、ジャンプなどで車がはねた際、着地時に大きく弾みコントロールを失うことが多い。また急に何かを踏んだかのように跳ね上がることもあり、ジャンプしそうな場所(踏切、ジャンプ台など)や路面の変わり目に差し掛かったら速度を緩めるなど気を引き締めないといけない。
キャリアモードの場合、最初はダービーの2台しか選択できないものの、普通にプレイしていくと新たな車がアンロックされるようになる。しかし車種にはFLATOUTモードで条件を達成することでアンロックされるものも含まれており、単にキャリアモードを進めるだけでは選択できる車に限りがある。その場合性能の低い車が後でアンロックされることになり、まったく役に立たずにお役御免となってしまう。適度にキャリアモードとFLATOUTモードを並行してプレイしましょう。
カスタマイズが可能になっており、カラーリング、ブースト、ホーンが変更できます。しかし実際見た目として変わるのはカラーリングのみであり、それも5種類ほどなので、差別化・個性を出せるほどではありません。パーツは速度、加速などの性能に関するもので、見た目への変化は加わりませんが、ブーストの見た目を変えることは可能です。
もちろんマシンの性能を上げることも可能
また、それぞれの車に詳しいバックストーリーが存在し、ガレージで選択中にテロップが流れます。意外と細かな説明が長く続くので、全部読むのには1台当たり1分ぐらいかかります。
車の視点は「後ろから」、「ボンネット」、「正面」の3つが選択できます。ですがボンネット視点の場合、オブジェクトがボンネットに乗り上げ、視界が遮られることがよくあります。これもこれでリアルだけど気を付けてね。
時速94マイルの世界
FLATOUTモード
挑戦する種類によって車種は異なりますが、使用できる車種が1台のみと限定的です。「この車で挑戦する必要がある」ということでしょうか。ちなみに「2」ではアンロックされる車種を含めても5台ありました。
FLATOUTモードには以下のようなミニゲームが含まれており、それぞれにおいて条件をクリアする必要があります。また、達成することで蓄積する累計ポイントが新たなミニゲームをアンロックする基準となります。
・スタント
歴代フラットアウトシリーズが継承してきた伝統的なものから、新しいものまで様々な種類のスタントが存在します。一定の条件をクリアすることで達成となります。
・カーネージ
制限時間内に条件以上のダメージを相手に与えることができれば勝利となります。順位が高ければ高いほどポイントが多めに貰えます。チェックポイントを通過すると時間は追加されます。
・ビートザボム
爆弾が爆発するまでにできるだけ遠く走ることが目的です。チェックポイントを通過することで爆発の時間を遅らせることができます。ミスは許されません。
・デスマッチ
車をぶつけ合い、最後の一人に生き残ると勝利となります。
・キープザフラッグ
旗の奪い合いです。できるだけ長い時間旗をキープすることが勝利のカギです。
先に述べたように、FLATOUTモードをいくらかクリアすることでアンロックされる車種も存在します。程よいバランスでキャリアモードとFLATOUTモードをプレイしないと、新たな車がアンロックされてもうれしくない場合があります。
まとめ
開発元が「WRC」など本格的なレースゲームを開発している「intergrow」だからなのかは分かりませんが、「1」・「2」と比べるとハチャメチャ度は減り、いくらか本格レース要素が強くなったように感じます。
しかし破壊できるオブジェクトが多く、本格レース感と相まって爽快感や破壊感は増しているように感じます。もちろん操作の腕次第で感じ方は変わりますが、レースゲームが得意な方なら、そうとう気持ちよく楽しめると思います。敵キャラの強さも程よく、弱すぎる・強すぎることはありません。「またこいつが一位か!(誰だか分からないけど!)」という風に敵が明確に存在することでレースへの気持ちも入りやすくできています。
最近のレースゲームはリアル志向が一般的ですが、こういった本格ハチャメチャレースもいかがでしょうか。