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【日産】経営不振なのに!相変わらずセンスのない会社

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日産の経営不振が突如として明るみとなり、会社の存亡が危ぶまれています。

日ごろから感じていた日産への違和感を振り返ってみると、今回の騒動に結び付くものがありました。

目次

消えたブランド力

どんな企業にもブランド力という言葉がつきまといます。

このブランド力を築き上げるには相当な年月を必要とし、自動車メーカーの場合、高性能・高品質な製品をタイムリーに生み出し続けなければ獲得することはできません。今存在している自動車メーカーはそれぞれにこのブランド力があるからこそ存続してこれたわけです。

例えば今では当たり前になったハイブリッドカーをトヨタが世界で初めて世に送り出した当時、一般の人からしたら未知のパワートレインを積んでいるわけですから、ガソリン車が当たり前の時代にわざわざ選ぶ理由がありませんでした。しかしそこで発揮されるのが「トヨタブランド」です。「トヨタが作っているのだから、大丈夫だろう。」という思考がハイブリッドカーを選ぶ大きな支えになったわけです。

このように自動車メーカーにおけるブランド力というのは、そのメーカーへの信頼に直結します。

では日産ブランドの強みとはなんでしょうか。

①既に古臭いリーフ

日産自動車はEVのリーフの新モデルの注文を2025年10月17日から受け付けると発表。2026年1月から順次納車予定です。

しかし肝心のデザインは2025年5月時点で明らかとなっており、日本での発表において既にその新しさは失われてしまっています。先進性こそ重要なEVモデルにおいてマーケティングが下手すぎます。

そしてそのプロダクトムービーに芸人バイきんぐの小峠を採用しています。小峠は車好きではありますが、旧車のアメ車に乗るようなマニアックな人物でありEVとの親和性は全くありません。加えてビジュアルも今一つであり、新型リーフにとってのメリットは皆無と言えます。いったい何故このような訳の分からないムービーを製作するのか、企画力のズレも浮き彫りとなっています。

テスラほどのブランド力もなく、中国メーカーほどの斬新さもなく、日産のファン以外が選ぶ理由が見つかりません。

リーフにブランド力はない

③ダサすぎるキャッチフレーズ

2025年8月、同年秋頃の発売を予定している新型「ルークス」の先行披露会を開催しました。

新CMキャラクターには仲里依紗を採用。カメラを使った「見える」先進安全機能が売りの新型につけられたキャッチフレーズは「見えルークス」。おやじギャグレベルです。

見えることの何がいいのか

胡散臭いCM

日産のCMは度々物議をかもします。

EVの魅力を伝えるために同社のスポーツカーをコケにしたりと、本当に車を使うユーザーのことを考えているのか疑わしいような、まるで目の前のことばかりに注力して周りが見えていないような独りよがりで自分勝手な広告が目立ちます。

ほんとにNo.1?

日産のノート、ノートオーラが2023年の国内販売でコンパクトカー販売台数No. 1を達成したとのことですが、これには注釈があり、日産ではコンパクトカーを排気量1,600cc以下、全高1,550mm以下の小型・普通乗用車を定義しています。しかしコンパクトカーの定義は明確に決まっているものではなく、一位になるように日産が勝手に決めているのです。

他社が受注停止だからって

また、ミニバンのセレナは2023年度下半期~2024年度上半期の国内販売において、ミニバン販売台数No.1を獲得したことを発表しています。これはちょうどトヨタのノア、ヴォクシーが受注停止していただけであり、たまたま一位になっただけと言えます。

別にすごくない

日産のEVを紹介するCMではサクラ、リーフ、アリアがテストコースを走っているシーンがあり、さも凄いことをしているかのような見せ方をしていますが、テストコースを高速で走ることなど30年前の軽自動車でも可能です。それともEVではこれまで不可能だったのが可能になったんでしょうか?何が言いたいのかさっぱりわかりません。

自動運転のCMでは自動で障害物を避けるような描写がありますが、この機能の付いたモデルが販売されているのかといえば、されていません。ただの紹介映像であり「こんな技術があります、すごいでしょう」と言いたいだけです。こんな無意味なCMがあるでしょうか。


【企業】 TVCM 「THE WALL」篇 60秒

どこがホンモノ?

2022年に登場し、e-power専用になったことによる価格設定もあり販売が低迷する日産 エクストレイルですが、2025年8月21日大規模マイナーチェンジを行った新型「エクストレイル」を発表し、9月18日に発売を開始しました。CMのテーマは「見せかけじゃない、本物。」

CMの中では他社製を模したようなSUVがエクストレイルを前にしてパタッと倒れるような描写と同時に「見掛け倒しのSUVじゃワクワクできない」とのフレーズ。どの面が言ってるんでしょうか。しかも何をもってして本物なんでしょうか。相変わらず曖昧です。

【エクストレイル】TVCM「見せかけじゃない、本物。」篇 15秒

金使いすぎ

それを裏付けるように、東洋経済オンラインが各社の広告宣伝費を調査した結果、2023年9月期から2024年8月期までの1年間で日産は3218億円を使用しており業界全体で第2位でした。国内自動車メーカーではトップの広告費を使っていたのです。

「上辺だけよく見せる」ことに大金を使っており、これでは肝心な製品開発を蔑ろにしていると思われても仕方がありません。まるでモデルの少ない国内向けにはこうしたCMでお茶を濁す意図があったかのようです。

このランキングは経営不振が大々的に報じられる前のものです。その後、工場閉鎖やラインナップの縮小が発表されましたが、いまだに芸能人を採用した意味不明なCMを展開し続けています。そんなものに使うお金があるなら従業員に使ったらどうなんだ。

出典:1位は4000億超!広告宣伝費が多いトップ300社 1000億円以上の広告費をかける企業は12社 | 企業ランキング | 東洋経済オンライン

なぜいい車を作らない?

経営不振で国内工場も閉鎖が決まっている中で、モータースポーツをしながた芸能人を多用した意味のないCMにお金を使っていると考えると、従業員が不憫でなりません。

あたりまえですが、リストラをしたからといって車が売れるようになるわけではありません。

魅力的な車を開発してヒットさせない限り、状況が好転することはありません。残念ながら日産のブランド力を持つ車はすべて賞味期限切れ状態です。ラシーンやキューブを復活させることぐらい検討できなかったのでしょうか。

かろうじて残るのはスカイライン、エルグランドぐらいですが、スカイラインはセダン必須のため難しいでしょう。つまりエルグランドで当てないと後はないのです。これが日産としての最後のチャンスといえるでしょう。

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-情報, 日産, 自動車

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