2018年10月度の軽自動車販売台数が全軽自連より発表されました。本記事ではそのデータをもとに詳しく分析したいと思います。新車ご購入の参考になれば幸いです。
今月のポイント:ジムニー
※通称名については同一車名のものを合算して集計しています
目次
軽自動車販売台数ランキング
10月度
順位 | 車種名 | メーカー | 販売台数 |
1 | N-BOX | ホンダ | 20,513 |
2 | ムーブ | ダイハツ | 11,820 |
3 | スペーシア | スズキ | 11,813 |
4 | タント | ダイハツ | 11,559 |
5 | デイズ | 日産 | 11,332 |
6 | ミラ | ダイハツ | 9,441 |
7 | ワゴンR | スズキ | 7,422 |
8 | ハスラー | スズキ | 5,732 |
9 | アルト | スズキ | 5,308 |
10 | N-WGN | ホンダ | 4,173 |
11 | キャスト | ダイハツ | 3,727 |
12 | eK | 三菱 | 2,871 |
13 | ウェイク | ダイハツ | 2,511 |
14 | ピクシス | トヨタ | 2,243 |
15 | ジムニー | スズキ | 1,851 |
メーカー別販売台数
以上の販売台数上位15位の中に含まれる車種数をメーカー別で分類するとこのようになります。
メーカー | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 |
ダイハツ | 5種 | 5種 | 5種 | 5種 | 5種 | 5種 | 5種 | 5種 | 5種 | 5種 |
スズキ | 4種 | 5種 | 4種 | 5種 | 5種 | 5種 | 5種 | 5種 | 5種 | 5種 |
ホンダ | 3種 | 2種 | 3種 | 2種 | 2種 | 2種 | 2種 | 2種 | 2種 | 2種 |
日産 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 |
三菱 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 |
トヨタ | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 | 1種 |
マツダ、スバル:0車種
ランクインしている台数は各社ともに上記のようになっており、ほとんど固定化されてきた印象です。ですので意味が感じられないため、このまとめは来月から廃止します。
各社トップセールス
1 | ホンダ | N-BOX | 1位/15位 |
2 | ダイハツ | ムーブ | 2位/15位 |
3 | スズキ | スペーシア | 3位/15位 |
4 | 日産 | デイズ | 5位/15位 |
5 | 三菱 | eK | 12位/15位 |
6 | トヨタ | ピクシス | 14位/15位 |
今月も先月に引き続きホンダのN-BOXがトップとなりました。
スズキはスペーシアを12月14日に発売を開始しています。街でも多く見かけるようになりましたね。
売上トップの軽トールワゴンは?
上位15位に含まれる軽トールワゴンは、販売台数の多い順に以下の通りでした。
※同一名の車種は除く
順位 | メーカー | 車種 | 販売台数 |
1 | ホンダ | N-BOX | 20,513 |
2 | スズキ | スペーシア | 11,820 |
3 | ダイハツ | タント | 11,858 |
4 | ダイハツ | ウェイク | 2,511 |
N-BOX、スペーシアがモデルチェンジをしており、やや出遅れているダイハツタントですが、そろそろモデルチェンジの話が出てくる頃でしょう。現時点では2019年1月にフルモデルチェンジ前最後のマイナーチェンジが行われる、との見方が最有力です。2017年東京モーターショーに出展されていたコンセプトカー「DN U-SPACE」が後継と考えられます。
日産デイズ、三菱eKの格差
日産自動車と三菱自動車の合弁企業「NMKV」が製造する車ですが、販売数に大きな差があります。
車種 | デイズ | eK | 大小の比率 |
8月 | 9,644 | 2,705 | 3.6 |
9月 | 15,353 | 5,528 | 2.8 |
10月 | 5,961 | 2,380 | 2.5 |
11月 | 8,624 | 3,726 | 2.3 |
12月 | 9,288 | 3,019 | 3.1 |
1月 | 14,843 | 3,466 | 4.3 |
2月 | 14,294 | 4,544 | 3.1 |
3月 | 16,233 | 7,128 | 2.3 |
4月 | 7,605 | 1,942 | 3.9 |
5月 | 8,543 | 2,613 | 3.3 |
6月 | 10,260 | 4,248 | 2.4 |
7月 | 11,703 | 3,970 | 2.9 |
8月 | 9,996 | 2,744 | 3.6 |
9月 | 15,070 | 5,023 | 3.0 |
10月 | 11,332 | 2,871 | 3.9 |
eKは燃費偽装のイメージが、デイズは不正検査のイメージがつくことになった不遇な車ですが、基本的に同じ車であってもブランドイメージにより販売台数には差があります。
新型のeK、デイズは2019年度と言われています。
しかし次期型の開発を主導するのは日産となるようです。
三菱としては、eKワゴンをベースにしたクロスオーバーモデルの発売が噂されています。FFベースのオフロードとして、スズキ ハスラーのライバルとなるような車が予想されます。パジェロミニ復活とまではいかないでしょうが、期待したいところです。
ジムニー
7月5日に発売を開始した新型「ジムニー」ですが、様々なボディキットが登場しています。
発売より「メルセデスベンツ Gクラス」に似ていると話題で、実際にGクラスのような見た目になれるボディキットが発売されています。ですが今度はランドローバー ディフェンダーになりきれるボディキットが発売されるようです。
ジムニーはスズキが発売する本格的オフロード4WD車。4代目となる新型は20年ぶりのフルモデルチェンジになります。
その注目ぶりも手伝って、今月も1,851台でランクインしています。先月は2,070台でしたので、しばらくジムニーフィーバーが続くものと思われます。
まとめ
話題になっていた車種はモデルチェンジされ発売されました。
次に可能性として考えられるのは先述したダイハツのタントがマイナーチェンジ、同時期に新型日産デイズ、三菱eKでしょう。その後は三菱の新型軽クロスオーバーといった感じでしょうか。
また、販売台数を計上している全軽自連は、2018年10月15日~12月31日の期間中、200名にクオカード500円分が当たるキャンペーンを実施しています。是非チェックしてみてください。
今後もますます進化する軽自動車から目が離せません。