日産の高級ブランド「インフィニティ」。
このところ大きく販売台数が減少しているようですが、頼みの新型SUVの生産が大幅に遅れているようです。
インフィニティQX55 生産に遅れ
(和約)
インフィニティQX55の登場は、メキシコのアグアスカリエンテスでの生産が5カ月ほど遅れたことにより、予想よりも遅れるようです。Automotve Newsによると日産からサプライヤーへの情報では、生産開始は当初の6月から11月へ遅れることが分かりました。報告書によると日産は変更の理由として「運用効率」を挙げています。
インフィニティはまだQX55を公開するに至っておらず、ティーザーイメージのみにとどまっています。この車はクーペにインスパイアされたクロスオーバーで、初代FXを思い起こさせるものです。QX50とQX60の中間に位置するモデルとなり、BMW X4やメルセデスベンツ GLCクーぺと競合することになります。
Infiniti QX50
Infiniti QX60
パワートレインはQX50と同じでしょう。つまり2.0リットル4気筒可変圧縮比ターボエンジンが268馬力、トルク380N-mを発揮します。変速機はCVTのみとなりますが、FFまたはAWDが選べます。価格は不明ですが、最低でもQX50のベースモデル$38,275(約421万円)よりは高価格になると思われます。
生産は11月からとなると、QX55がショールームに飾られるのは早くても2020年12月、もしくは2021年になると予想されます。
QX55はインフィニティブランドの需要低下を助けるかもしれません。2019年の販売台数は全てのモデルにおいて減少しており、2018年の149,280台から117,708台へ21.1%も減少したのです。
<関連記事>