2019年9月に開催予定のフランクフルトモーターショーは、フォルクスワーゲンにとって特別なものとなります。
あの有名な「VW」ロゴがアップデートされるというのです。
世界中の7万個以上のロゴを変更
(和約)
今年のフランクフルトモーターショーは、フォルクスワーゲングループにとって非常に重要なものとなります。ポルシェは初の完全EVモデルを初公開しますし、セアトもパフォーマンスEVの新コンセプトをCupraブランドで公開します。そしてフォルクスワーゲン自体は、電気自動車の時代に入るために、ID.3ハッチバックの生産モデルを公開します。しかしそれだけではありません。「VW」のロゴを新しいデザインに変更するというのです。
この最新の動きは、ディーゼル不正のネガティブなイメージを変えるためだと言ってもいいでしょう。新エンブレムはフォルクスワーゲンの新しい時代と戦略的な変革を象徴することになります。
「フランクフルトモーターショーは、フォルクスワーゲンブランドの戦略的な再編成において重要な時を迎えます。」とフォルクスワーゲンCOOのRalf Brandstätter氏は言います。「我々の努力の結果は、ID.3と新ロゴを見て確認できるでしょう。」
スパイショットされたID.3の試作車
よりシンプルで「太くカラフル」なデザインが特徴となる新ロゴとともに、フォルクスワーゲンは新しいモットー「ニューフォルクスワーゲン」を発表します。企業プレゼンテーションや顧客との契約時に使用され、世界中の全てのチャンネルにおいて、現代的で魅力的な体験を創出します。
興味深いことに、新ブランドのデザインは外部によるものではなく、社内におけるマーケティングのスペシャリストやデザイナーが集うチームによるものだという点です。ブランドの視覚的な言語は、今のフォルクスワーゲンのものとは大きく異なっているでしょう。
新ロゴの採用は本社にてセレモニー形式で行われ、ヨーロッパから順次切り替えていくようです。10月に中国、北米、南アメリカ、それ以外の地域は2020年以降となります。世界中にある1万以上の施設で、トータルおよそ7万個のロゴを変更する必要があります。
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今年のフランクフルトモーターショーは2019年9月10日(火)から22日(日)まで、ドイツ・フランクフルトにて開催されます。
一体どのような発表があるのか気になりますね。