本田技研工業は2月27日、2019年3月7日(木) から 2019年3月17日(日)まで開催予定の「ジュネーブモーターショー2019」で新型EVのプロトタイプ「Honda e(ホンダ イー)」を世界初公開すると発表しました。
2017年のフランクフルトモーターショーで発表され、東京モーターショーにも出典されたコンセプトカー「Honda Urban EV Concept(アーバンイーブイコンセプト)」をベースとし、市販に向けて進化させたモデルとなります。
目次
エクステリア
エクステリアは、初代シビックのような愛着を感じるシンプルなデザイン。近年流行りの丸目LEDヘッドライトを搭載しています。
特徴的なのは、初採用のポップアップ式ドアハンドルや従来のサイドミラーの役割を持つ「サイドカメラミラーシステム」といった先進機能がふんだんに取り入れられていることです。これまでのホンダ車とは一線を画します。
ボンネットのパネルから充電を行います。
インテリア
センターコンソールやインパネにはウッド素材が使用され、リビングルームやラウンジのような落ち着いた車内となっています。(実際は4mmのウッドフィルム)
シンプルな内装ながら、合計6つのスクリーンがなんといっても特徴的です。左右には「サイドカメラ」からの映像が映し出され、バックミラーもカメラからの映像を映し出すスクリーンとなっています。3つの中央モニターには、速度やインフォテイメントを表示させます。
まさに未来的と言うにふさわしいデザインですね。
スペック
新開発のEV専用プラットフォームにより、「ホンダ フィット」よりも一回りコンパクトなボディーながらロングホイールベースと短いオーバーハングを実現し、街中での取り回しの良さと優れた走行性能を両立しています。
ホンダがこのEVで特にこだわったのが走りの楽しさ。
前輪駆動が主流の中、あえて後輪駆動を採用し走る楽しさを実現しています。EV走行距離は200km以上(WLTPモード)を達成しており、30分で80%まで充電が可能な急速充電にも対応しています。
しかしFFスポーツが得意なホンダがあえてのFRですので、どういった味付けがなされているのかが気になるところです。
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発売時期
このプロトタイプをベースとしたEVは、2019年後半に生産開始となる予定です。
また、価格は割と高額との見方がされており、誰しもやすやすと変えるものではなさそうです。
さらに一部情報によると欧州への販売を優先するようで、日本での発売は現時点で未定です。しかし販売は間違いないと言っていいでしょう。
各社EVへの進出が一層本格化してきました。自動車業界で100年に1度といわれるEV革命ですが、果たしてこの流れが変わることは無いのでしょうか。
▶FIRST LOOK:Honda E Prototype | Top Gear – Top Gear
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