日本自動車研究者ジャーナリスト会議(RJC)が主催する「2019年次 RJC カーオブザイヤー」が決定しました!
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受賞車は
11月13日、栃木県茂木町の「ツインリンクもてぎ」で2019年度RJCカーオブザイヤーの最終試乗と公開開票が行われ、その結果、三菱自動車工業のクロスオーバーSUV「エクリプス クロス」が受賞となりました。三菱自動車がRJC カーオブザイヤーを受賞するのは、2007年次の軽自動車「i」以来実に12年ぶりとなります。
受賞理由は?
「スタイリッシュなクーペスタイルのコンパクトSUVというだけではなく、三菱自動車独自の電子制御4輪駆動技術『S-AWC』により、高い走破性、操縦安定性を確保。新開発1.5リッター直噴ターボエンジン+8速スポーツモード付CVTは、中低速トルクを向上させることで、活発な走行性能を実現した」
選考は各会員が投じる6、5、4、3、2、1点の合計によって決まります。ベスト6に選出された6台の獲得点数は以下の通りです。(スバル フォレスターは一連の不正問題を受け選考を辞退)
順位 | 車名 | 得点 |
1 | 三菱 エクリプスクロス | 253 |
2 | 日産 セレナe-Power | 175 |
3 | ホンダ クラリティPHEV | 163 |
4 | ホンダ CR-V | 145 |
5 | マツダ CX-8 | 144 |
出典:http://www.npo-rjc.jp/commendation/coty_2019.php
エクリプスクロスが圧倒的な差をつけ最高点を獲得しています。販売台数こそ今一つな印象を受けますが、とことん走行性能にこだわったSUVという点が評価されています。
ちなみに三菱 エクリプスクロスは「日本カーオブザイヤー」のベスト10にもノミネートされています。2冠となれば注目間違いなしですが、こちらの最終選考は12月7日を待ちましょう。
また、理事会が推薦した車等の賛否を問い、過半数の賛成によって決定される「2019年次 RJC カーオブザイヤー 特別賞」には、ホンダ「N-VAN(エヌバン)」が受賞しました。ホンダは2018年次 RJC テクノロジーオブザイヤーを獲得した「N-BOX(エヌボックス)」に続き、Nシリーズとしては2年連続の受賞となります。
スバルのSUV「フォレスター」も候補だったのですが、一連の品質不正を受け、選考対象となることを辞退しています。もう一つの「日本カーオブザイヤー」でもノミネートを辞退しており、スバルにとって非常に残念な状態が続いています。