スバルがブレーキランプのスイッチの不具合によってエンジンが始動できなくなる可能性があるとして、国土交通省にリコールを届け出ました。
ちょっと最近多すぎやしませんか?
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過去最大級か
スバルは28日、ブレーキランプをつけるためのスイッチの不具合によってエンジンが始動できなくなる恐れがあるなどとして、インプレッサとフォレスターの2車種の計30万6728台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。不具合が生じる恐れのある車は海外分を含めて計226万8841台にのぼる。
2008年9月~17年3月に製造した車が対象。すべてをリコールすれば、スバルでは過去最大の規模になる。
国交省やスバルによると、ダッシュボードのつや出し用品や整髪料などから揮発するシリコーンガスがスイッチ部分に付着してスイッチが作動しなくなり、ブレーキランプが点灯しなくなる恐れがある。ブレーキを踏んだことをスイッチが感知できず、エンジンがかからなくなる恐れもあるという。13年6月以降に1399件の不具合情報が寄せられたが、この不具合が原因の事故は起きていないという。
立て続くバッドニュース
スバルでは2017年に発覚した完成検査での無資格検査不正を皮切りに、燃費・排ガス不正、エンジンのリコール、操業停止など問題が相次いでいます。
今年1月に発生したパワーステアリング装置の不具合による群馬製作所(群馬県太田市)の操業停止により、約2万台の生産に影響が出たばかりです。
この件でもスバルはリコールを届け出ており、インプレッサ、XV、フォレスターの3種 計775台が対象となっています。
そこへ追い打ちをかけるような今回のリコールですが、場合によってはバルブスプリングのリコールと合わせて対象になるモデルもあります。
気になるのは2013年以降、およそ1,400件の不具合報告があるにも関わらず、いまさらリコールをしている点です。なぜ今まで放置していたのか、品質に対する姿勢に疑問を感じてしまいます。
スバル車をお持ちの方は、自分の車が対象かどうかをしっかりと確認し、安心・安全を保証できるよう心がけましょう。安心して乗れないのもどうかと思いますが、ここまで多発すると自分がしっかりするしかありません。
今回のリコール
過去のリコール
国土交通省 自動車のリコール・不具合情報(スバル)