いくら車が好きと言っても、全てを知り尽くしている人は存在しません。
「そうだったの?!」と言うことがまだまだたくさんあるのです。そういったトリビア的な小ネタをジャンル問わずいつくかご紹介いたします。
目次
トヨタ・ダイナルートバン
「ボディ後ろ半分は昔のハイエース」
2021年現在の7代目は日野自動車との共同開発で1999年に発売を開始。バン部分であるBピラー以降は、1989年から2004年まで販売されていた4代目ハイエース(H100系)の流用となっており、現行のダイナルートバンにはこの世代のハイエースのバン部分がそのまま用いられているのです。
ちぐはぐだが、画期的ではある
スズキ・ジムニー
「元祖ジムニーには三菱のエンジンが搭載されていた」
ホープスター・ON型4WDは、2017年に倒産したホープ自動車が1967年に発売した四輪駆動の軽自動車。本格的な量産化は実現しなかったものの、軽自動車規格の四輪駆動車というユニークなコンセプトがスズキに引き継がれ、スズキ・ジムニーとして量産化が実現しました。このため「ジムニーの原型」というべき存在ですが、当初このON型には三菱製「三菱ME24型空冷2気筒2サイクルエンジン」が搭載されていました。
スズキになったからスズキ製のエンジンにした
ダイハツ・キャスト
「中国に完全コピーされている」
江蘇省新エネルギー自動車産業会社が展開するリンバオ・BOXという電気自動車。ダイハツ・キャストのデザインを細部に至るまで丸パクリしたデザインとなっています。61馬力でバッテリー18kWhで航続距離は約150㎞。
右が本物。ばれないと思うのが不思議
マツダ・ボンゴ
「国内初のダイハツOEM」
商用車の自社開発から完全撤退するに伴い、5代目となる現行ボンゴはダイハツ工業からグランマックスをOEM供給しています。インドネシアにある生産拠点にて生産され日本向け仕様の輸入車となるこのモデルは、マツダの日本国内向け車種でダイハツ工業からOEM供給を受ける初めてのモデルとなります。
2020年商用車撤退により
三菱・パジェロ
「パジェロの森がある」
パジェロは2019年をもって生産を終了しましたが、同社の環境問題に対する取り組みの一環として、2006年から山梨県早川町硯島財産区の山林(約3ヘクタール)を「パジェロの森」と命名し、「『パジェロの森』・ふるさとの山再生活動」を立ち上げ、社員による森林保全活動が行われています。
森の機能やサイクルを取り戻し、次世代のために持続可能な健全な自然を残すため、10年間にわたり三菱自動車およびグループ会社社員による植樹や下草刈りなどの森林保全活動を行うほか、ボランティア活動で地域との交流に取り組んでいます。
パジェロはこれからも生き続ける