日本自動車販売協会連合会(通称:自販連)は4月4日、2018年度(2018年4月~2019年3月)の乗用車系車名別販売台数ランキングを発表しました。その結果、日産「ノート」が13万1760台で日本一売れた登録車となりました。
e-powerのおかげもあり、好調に販売台数を伸ばしていますが、このノートがアメリカでは販売終了となるようです。
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4月12日にセダンが発売
前提として、日産アメリカではコンパクトカーとしてセダンの「ヴァーサ」と、ハッチバックの「ヴァーサ ノート」を販売しており、ヴァーサ ノートが日本で言うノートにあたります。
ヴァーサ セダン
ヴァーサ ノート
ヴァーサ セダンは先述したように4月12日に新型の発売が予定されており、継続されていきます。しかしハッチバックのヴァーサ ノートはどうやら終了となるようです。
ヴァーサ ノートは今年いっぱいか
(和訳)
日産は販売台数が低調なヴァーサ ノートハッチバックの販売を、今年限りで終了するようです。一体どの程度売れているのでしょうか?日産はヴァーサについてセダンとハッチバックの販売割合を明らかにしていませんが、昨年のヴァーサ全体の販売台数は29%激減しています。なぜハッチバックのみが終了となるのかは不透明ですが、我々が日産へ確認したところ、答えは「YES」でした。ノートはラインナップから去ることになります。
これはノートがコンパクトクロスオーバーと置き換えることができることが理由にあると推測されます。新型「キックス」がまず思い浮かびます。さらに小型ハッチバックの購入者は電気自動車の「リーフ」にも興味を示すでしょう。いずれもノートより高価格であり、リーフに関してはノートの約2倍のとなります。しかしどちらの車も高い支持を得ています。
昨年のリーフの販売台数は31%増加し、2018年にデビューしたばかりのキックスは既に2万3千台以上を売り上げています。
先月、我々はヴァーサ ノートが消えるかもしれないという噂を聞きました。日産は昨年76,000台近くを売り上げており、決して少ない台数ではありませんが、先ほどから言うようにこれはセダンも含めた台数です。日産は新型ヴァーサが来週にもデビューとしています。サブコンパクトセダンをより魅力的にするために、新たな装備を追加し、エクステリアには既にリフレッシュしているアルティマのデザイン要素をいくつか採用していると予測されます。
ちなみに日本国内で人気のe-powerはアメリカに輸出されてておらず、現在検討中となっています。ヴァーサ ノートをラインナップから消すと言うことは、ここにe-powerのノートが置き換わることも考えられます。
今後の動向に注目です。