ホンダN-VANについて新たな可能性が浮上しています。それによると単なるN-BOXの商用モデルではなく、ボディにも大きな変化が加えられるようです。
さらにはバモスの存続について、個人的予想をしてみたいと思います。
目次
2chに投稿された謎の写真
N-VANについて、気になる写真が出回っています。
サイズからして軽自動車のように見えますね。リアワイパーが上部に設置されているのがポイントです。さらにツイッターには以下のような画像が投稿されていました。
フロントこそ見えませんが、これを見る限りN-BOXの面影は非常に少ないように思えます。N-BOXのプラットフォームベースの別モデルと考えた方が良いかもしれません。
特徴は?
様々な情報が錯綜していますが、このN-VANはN-BOXと同じプラットフォームを使い、商用に仕立てたボックス型バンで、標準ルーフとハイルーフの2タイプを用意するようです。写真はそのハイルーフモデルと考えられます。
さらに助手席側にはセンターピラーレスのスライドドアを採用し、かさばる荷物の出し入れがより便利になるとのこと。
今年の8月に発売すると予想されています。
N-BOXとの比較
ではN-BOXとどう違っているのでしょうか。見比べてみましょう。分かりやすくするためにN-BOXの画像は左右反転していますのでご注意ください。
背の高さ
まず気になるのが背の高さです。一部情報によるとN-VANの荷室は2名乗車時の場合、荷室長が1630mm、荷室高が1365mmとなるようです。ちなみにダイハツキャディーハイゼットの荷室高さが1,400mmですので、この数値はおそらくハイルーフ仕様のものと考えられます。N-BOXベースであればそこまで期待できなかった荷室も、ハイルーフであれば納得がいきます。
Aピラー
続いて気になるのが、Aピラーの大幅な変更です。Aピラーは、フロントウインドウを支える左右両端の支柱のことで、前方からの衝突時などの衝撃に耐え、乗員の生存空間を確保するという非常に重要な役割があります。N-BOXにおいては見通しをよくするためにガラス部が設けられていましたが、N-VANではピラー一本になっています。
よくみると全体的にドアが前寄りになっていますね。N-VANではスライドドアが後輪にかかっていません。プラットフォームが共通とするとホイールベースは変更されていないはずですので、間違いないでしょう。
サイドウインカー
よく見ると、フロントフェンダーにウインカーが見えます。ちなみに現行アクティバンにもバモスにも存在しません。細い路地など、見通しの悪い道での使用を想定しての採用でしょう。
バモスの後継となるのか?
標準仕様/ハイルーフ仕様というのは、まさにホンダが販売する軽自動車、バモスとバモスホビオを彷彿とさせます。そのためN-VANがバモスの後継モデルの位置づけとなる可能性は大いにあります。現時点でモデル廃止、生産中止などについてホンダからの正式な発表はありません。
バモスはもともと軽商用バンである「アクティバン」をベースに乗用車に仕立てたものです。このN-VANにも乗用タイプが用意されるか定かではありませんが、N-VANとアクティバンという2種類の軽バンを販売し続けるのは、一見すると考えられません。
しかしダイハツを例にすれば、ウェイクの商用版「キャディーハイゼット」を販売してもなお、「ハイゼットカーゴ」を生産中止するどころかモデルチェンジし、住み分けを明確にしています。
つまりホンダがアクティバンを廃止しない可能性はあるということです。そうなれば、それをベースに作られているバモスも存続するというシナリオは何らおかしくはないのです。
しかしこのN-VANに乗用仕様が登場すれば、事態は分かりません。
ますます似てきた
限りなく角ばった車体、ボンネット・・・1972年に発売され、当時これまでの軽バンよりも圧倒的に床が低く特徴的だったホンダ「ライフステップバン」に通じるものがあります。
ひょっとするとホンダはこのライフステップバンを意図的に意識しているのかもしれません。全体的なシルエットやピラーの形状、サイドウインカーなど・・・。
フロントデザインは分かりませんが、N-BOXのような落ち着いたものになると思います。N-ONEのような丸目もあり得ますから、「ライフステップバン仕様」が出てくると、個人的には予想しておきます。
<関連記事>2018.4.20追加