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【比較】ホンダ「N-BOX」と「バモス」 どう違う? 新型バモスはあるのか?

投稿日:2017年9月9日 更新日:

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ホンダN-BOXはもっとも売れている軽自動車で、最近モデルチェンジが行われさらに販売が伸びてゆくことが予想されます。

今や軽自動車でスライドドアは当たり前の時代。背の高い箱型の軽自動車が主流となっています。ですが皆さん「バモス」のこと忘れてませんか?

本記事ではN-BOXとバモスを比較してみたいと思います。また、新型バモスに関する情報もお伝えいたします。

目次

バモス

初代(TN360型)は「バモスホンダ」として1970年から1973年まで発売されていた軽自動車です。ドアは一切ついておらず屋根は幌で覆われており、ウィリスジープのような風貌でした。どういう用途を想定したのか分かりませんが、あまり売れなかったと言われています。

初代バモス         出展:wikipedia.org

現行である2代目(HM1/2型)は1999年に「ストリート」の後継として発売されたセミキャブオーバー型の軽自動車です。エンジンは荷室の床下に設置した独自のMR方式を採用しており、2003年にはハイルーフ仕様の「バモスホビオ」が追加されました。近年では2015年に燃費が改善され、EBD付ABSが標準装備となりました。

色々な遊び道具を積み込んで家族で出かけるような大きな室内が特徴で、乗用車としての快適性・安全性はクラスを超えた性能となっています。MRエンジンにより乗降性のよい低いフロア、広い足元を確保しています。軽自動車最大のホイールベースで静粛性がよく快適となっており、衝突安全に関してはフルラップ55km、オフセット64kmの世界最高水準を達成しています。

正真正銘、今でも新車で買うことのできる現行車です。

エクステリア

まずはその外観を比べてみましょう。

バモス

N-BOX         出展:honda.co.jp

バモスはベースが商用車の「アクティバン」ですから、よりバンの形が際立っています。バモスの方がボンネットが短いですが、これはエンジンの位置が違うためで、発売当時はもちろん安全基準をクリアしていました。

バモスの方がどことなく「男っぽい」ですね。

インテリア

内装

内装ももちろん大きく違っています。

バモス

N-BOX          出展:honda.co.jp

バモスはエンジンを床下に置くMR方式を採用しているため、後部座席のアレンジは今一つです。ですがリアシートを前に落とし込むことができ、広い荷室を確保することができます。もともとバンですから、N-BOXよりも荷物を積みこむことができます。

N-BOXは見ての通りシートアレンジが豊富で、乗る人の快適性を第一に考えています。ですがボンネットが長い分、室内長ではバモスに劣ります。

ダッシュボード

バモス

N-BOX          出展:honda.co.jp

収納や色合いもあって、さすがにバモスは年代を感じますね。バモスには最新の先進装備は搭載されていないためスイッチなども比較的少なく、シンプルな装いとなっています。

センターコンソールのスイッチ類はひと昔のものですが、使い勝手はいいものです。

サイズ

サイズはどちらも軽自動車の枠いっぱいいっぱいで設計されています。

バモス

全長 全幅 全高 ホイールベース
3,395mm 1,475mm 1,755mm 2,420mm

N-BOX

全長 全幅 全高 ホイールベース
3,395mm 1,475mm 1,790~1,815mm 2,520mm

こうして比べてみると全長・全幅は同じで、ホイールベースは意外にもN-BOXの方が10cm長くできています。より安定性を高めるためと思われます。

価格

バモス

グレード 駆動 トランスミッション 燃費 価格
バモスG 2WD 3AT 15.0km/L 1,374,000円
5MT 16.8km/L 1,320,000円
4WD 4AT 14.6km/L 1,514,400円
5MT 16.0km/L 1,449,600円
バモスホビオG 2WD 3AT 15.0km/L 1,359,000円
5MT 16.8km/L 1,305,000円
4WD 4MT 14.6km/L 1,499,400円
5MT 16.0km/L 1,434,600円
バモスPro 2WD 3AT 15.6km/L 1,334,000円
5MT 17.6km/L 1,280,000円
4WD 4AT 14.8km/L 1,474,400円
5MT 16.8km/L 1,409,600円

N-BOX

グレード 駆動 ドランスミッション 燃費 価格
G・EXターボ FF CVT 25.6km/L  1,749,600円
4WD CVT 23.4km/L  1,880,280円
G・Lターボ FF CVT 25.6km/L  1,695,600円
4WD CVT 23.4km/L 1,826,280円 
G・EX FF CVT 27.0km/L 1,596,240円 
4WD CVT 24.2km/L 1,726,920円 
G・L FF CVT 27.0km/L 1,499,040円 
4WD CVT 25.4km/L 1,629,720円 
G FF CVT 27.0km/L 1,385,640円 
4WD CVT 25.4km/L 1,516,320円 

やはり燃費ではバモスはN-BOXより10km/L以上劣っています。1999年登場の車ですから、むしろ20年で燃費の進化はすさまじいと感じさせます。

価格はバモスの方が30~40万円割安となっています。しかしN-BOXには安全装備や先進装備が搭載されていますので、その分を考えるとこんなもんかなと思います。

バモスには今時珍しくMTの設定があります。MTの方が燃費もよく、価格も低くなっています。

バモスのモデルチェンジはあるのか?

発売から18年を超えるバモスですが、今後どうなるのでしょうか。実はNシリーズの商用車「N-VAN」として2018年に発売されると言う噂があります。

もともと商用車であった「アクティ」を乗用ワンボックスにした「バモス」ですが、今後の可能性としては、
1:アクティ、バモスとは別にN-VANを追加する。
2:アクティは継続し、バモスをN-VANとする。
3:アクティ、バモス両方をN-VANとする。
4:アクティは継続し、バモスがモデルチェンジ。N-VANも登場する。

以上が考えられます。

ここでヒントとして、ダイハツも「ウェイク」の商用モデルである「キャディーハイゼット」を発売しています。しかしダイハツの場合ハイゼットのバンである「ハイゼットカーゴ」はラインナップに残しており、女性やシニアでも楽に使える商用バンとして「キャディーハイゼット」を位置づけています。

ハイゼットカーゴ     出展:daihatsu.co.jp

それを考慮するとホンダの場合もバモスを「N-VAN」として商用化しても、アクティバンは残す可能性があります。そうするとつまり「アクティバン」は生き残り、「N-BOX」を商用化した車を「N-VAN」として発売し、単純に「バモス」が消えることになります。

「N-VAN」のプラットフォームはNシリーズのものと言われているので、「N-BOX」を商用に改造したものが出てくることが考えられます。よって上の可能性で言うところの2番目です。

可能性4は最もバブリーな選択肢ですが、最近のアクティブ系軽自動車の人気に乗って、バモスを新型にするという可能性です。しかしバモスのプラットフォームはMR方式であったり古くなってきていることからも、難しいでしょう。仮に新型バモスが出たとしても、N-BOXのプラットフォームを使用した方が効率がよく、「そしたらN-VANでいいじゃないか」となってきます。

個人的な予想としては、アクティバンを継続し、バモスを「N-VAN」としてアクティバンより使い勝手の良い商用バンとして売り出すのではと考えています。

いずれにせよ現行バモスの販売が終了するのは時間の問題ですので、古き良き乗用軽バンをお求めの方は、今のうちにご購入をお勧めします。

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