三菱自動車のコンパクトカー「ミラージュ」の新型が予告されています。
テストカーも目撃されており、発売は間近と思われますが、まずは生産を行っているタイから発売されるようです。
目次
新型のデザイン
三菱自動車工業は11月7日、グローバルコンパクトカーのハッチバック「ミラージュ」、セダン「アトラージュ」のデザインを一新し、11月18日からタイで販売を開始すると発表しました。
ミラージュ、アトラージュは一部地域ではそれぞれスペーススター、ミラージュG4とも名付けられていますが、2018年度にグローバルで計14万台を販売した三菱自動車の世界戦略車で、タイにおける生産・販売会社のミツビシ・モーターズ・タイランドのラムチャバン工場で生産が行なわれています。
三菱自動車のデザイン言語であるダイナミックシールドが採用され、両車ともにシャープでダイナミックなエクステリアデザインとなります。
三菱ミラージュの新顔だよhttps://t.co/hWJ5nWJhjK pic.twitter.com/pSX1DRatxo
— 新車情報広場 (@naf0303) October 30, 2019
ツイッターでは新型のテスト車両が目撃されていました。
フルモデルチェンジ?
フロントデザインは大きく変更していることが伺えます。これはフルモデルチェンジなのでしょうか?画像を詳しく見てみましょう。
右に現行モデルを並べてみました。こうして比べるとダイナミックシールドでよりワイドでシャープになっていると分かります。ボンネットからライト、バンパー、ひいてはフェンダーまで全て変わっています。
アトラージュからサイドを見てみると、全体的なプロポーション、後方に向かって
切れ上がるキャラクターラインなどは全く変わっていません。エアロが付いているのか、リアバンパーあたりに変化が見られます。
フロントがキリッとしたために、よりスポーティになった印象を受けますが、サイドから判断するに今回はマイナーチェンジのようです。
販売台数UPなるか?
現行モデルは世界戦略車のコンパクトカーとして2012年8月に発売を開始。
日本での発売当初、三菱自動車は2012年度内の目標販売台数を30,000台としていましたが、販売実績は半分の15,000台強にとどまりました。こうした目論見違いに関して東洋経済オンラインでは、「先進国における環境対応車」と「新興国におけるエントリーカー」の二足のわらじを履かせようとした点にあるという見方を示しています。
外観があまりにもチープ過ぎたことも足かせとなっていたため、2015年12月にマイナーチェンジを受け多少マシな現行のデザインになっています。
今回のマイナーチェンジでせっかくスポーティーになったのですから、MTやターボの設定があればより「三菱らしく」なりますし、個性がでるのではないでしょうか。現行型はデビューして7年以上経ちますし、古いイメージが付きまとっていますが、意外と安全装備が充実しており、価格も低価格であることが判明(笑)しています。※関連記事参照
とはいえ「今時当たり前でしょ」という国内ではそれほど有利に働きはしません。やはり「他とは違う何か」を持っていないとわざわざ選ぶ理由がないでしょうね。日本発売時期は未定。続報を待ちましょう。
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