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共産主義の遺産 ロシアの車たち
ロシア発のドライブレコーダー映像を見るとロシア国内の自動車状況も垣間見ることができます。日本の中古車は人気があり、数多く見かけることができます。
しかしなんといっても事故動画に決まって登場するのがこれ。
・AvtoVAZ(АвтоВАЗ)アフトワズ:ラーダ2105, 2107
アフトワズという自動車メーカーのラーダというブランドの2105もしくは2107というモデルです。(写真左:2105/写真右:2107)
初代2101は1970年に生産が開始され、よく見かける角目2灯のモデル2105は1980年に生産が開始されました。当時はソ連により積極的にヨーロッパにも販売していたようです。セダンのほかにも2ドアピックアップ、ステーションワゴンなどが存在します。
CM
需要の急減を理由に2012年に生産終了となり、現在は後継のグランタにその座を譲りました。しかし事故動画をみれば毎回必ず事故っているこの車。一体いつになったらすべて潰れるのかというくらい数多く生存しています。
フロントエンジン/後輪駆動の為、すべりやすいロシアの冬ではよくコントロールを失いがちです。ロシアの事故動画を見てると、よく雪道をこんなスピードで走れるな~と思いますが、そのまま事故るのだから救いようがありませんw。
・AvtoVAZ(АвтоВАЗ)アフトワズ:ラーダ ニーヴァ(2121)
1977年よりほとんど見た目を変えずに現在も生産が続く本格オフロードの超ロングセラー。
2ドア、4ドア、ピックアップなど様々な仕様が存在しています。この車もよく見かけますね。
そのほかのロシアを代表する自動車メーカー
・GAZ(ГАЗ)ガズ
CMはガズ ヴォルガコンビというステーションワゴン
・UAZ(УАЗ)ワズ
CMはワズ ハンターというオフロード車。警察車両としても使用されている。
・KAMAZ(КАМАЗ)カマズ
CMはトラックメーカーのカマズによるプロモーションビデオ
・ZIL(ЗИЛ)ジル
ロシアの高級車メーカーでありトラック、バスや軍事車両も製造する。ソ連崩壊後民営化された。写真はZIl41047
番外編
・シボレー ニーヴァ (Chevrolet Niva)
2001年に設立されたアメリカの自動車メーカーGMとアフトワズの合弁会社GM-AvtoVAZが製造する車。1998年発売のアフトワズ ラーダ2123をベースに製造され、現在も製造が続いています。ちなみに2代目が2018年に発売されるという噂です。