ランボルギーニ ウラカンをベースに製作された「プロジェクト パンサー コンセプト」のテスト画像が公開されました。
かつての名車デトマソ パンテーラを現代風にしたような見た目に加え、何といってもリトラクタブルヘッドライトが新車として市場にでるのは、衝撃的なことです。
リトラクタブルヘッドライト – 641馬力のV10
ここ数十年で初めてとなる、リトラクタブルヘッドライトを搭載したスーパーカーについてのより詳細な情報が明らかになっています。
Ares Pantherは、ランボルギーニウラカンをベースに製作されているものの、見た目はデトマソパンテーラにインスピレーションをうけています。それゆえのリトラクタブルヘッドライト。この車はAresによる「Legends Reborn(伝説の再誕)計画」にて再設計されたスーパーカーのシリーズ第1弾となり、 21台の限定生産となります。
ミッドシップのV10エンジンは5.2Lから5.6Lに強化され、少なくとも641馬力に達します。「最終テストが終われば、もっといくこともできる」と会社は語っています。
AresがPantherにどれほど積極的に参加しているかのサインとして、スロットルレスポンスは標準のウラカンより速く、7スピードのツインクラッチギアボックスはよりシャープなシフトを実現します。
Aresのデザインテクニカルディレクター マッテオ 氏は
「この車はAresデザインの能力を示すショーケースとなります。最初の意図の表明から挫折に至るまで、人々はこのプロジェクトに魅了されました。私は完全にその理由を理解しています。ARES Pantherの最も重要な特徴の1つは、その声です。」
「自然吸気のV10エンジンから生成された音は、まさに轟音以外の何物でもありません。 スーパースポーティーで人を振り向かせるような、チームはすばらしい音と、美しい車を作る素晴らしい仕事をしました。」
これらのニュースはこの車が生産段階に入っていることを意味します。価格は€515,000(約6,500万円)から始まりますが、オプションや特注の変更によりすぐに上昇します。ちなみにウラカンはその約1/4の価格から購入できます。
顧客が要求するカスタムの度合い次第ですが、製作にはおよそ24週間かかります。設計から製作まで全てが1600平方メートルを誇る最新施設内で実施されます。
出展:www.carthrottle.com
特注とはいえ、リトラクタブルヘッドライトが採用されるのはとても魅力的ですね。現在では対人衝突安全性などを考慮して採用されない傾向にありますが、車を一つの作品と見たとき、リトラクタブルヘッドライトが一番しっくりくる場合は、是非採用していって欲しいものです。