電気自動車といえば「日産リーフ」といっても過言ではありませんが、日産のEVへの挑戦は70年前から始まっていました。
1966年に日産自動車と合併した「プリンス自動車」の前身「立川飛行機」によって開発された「たま電気自動車」は、電気自動車のパイオニアでした。
70年というEVの遺産
第2次世界大戦の時期、石油価格の高騰で各自動車メーカーはガソリンに代わる代替案を模索していました。飛行機のデザインにインスパイアされデビューした「たま電気自動車」は、オイルショックの解決案として大きな功績を残しました。
▶The root of Nissan’s leadership in Electric Vehicles – Nissan
日産自動車にとって初めての電気自動車は2シータートラックのプロトタイプでした。見た目や技術の違いはあれど、電気自動車としての多くの基本的構造が今でも継承されています。
最新のモデルと言えば新型の2代目リーフですが、さらなるバッテリーの増量と航続距離の向上が行われる予定です。日産自動車は今後より一層EVのラインナップ拡充に注力すると公表しています。
こうした70年の遺産をもって、日産はEVをより多くの人に、そしてより多くの場所に普及することを目標にしています。
当時はガソリンの代替案という名目の電気自動車でしたが、最近はゼロエミッションや自動運転といった先進技術を搭載し、夢の車を実現する多くの可能性を秘めています。