いくら車が好きと言っても、全てを知り尽くしている人は存在しません。
「そうだったの?!」と言うことがまだまだたくさんあるのです。そういったトリビア的な小ネタをジャンル問わずいつくかご紹介いたします。
目次
ホンダ・クイント
「カタログにハエが映っている」
自動車のカタログといえばベストな写真が使われてしかるべき大切なものです。
しかし1982年製ホンダ クイント(後期型)のカタログには、撮影時に入りこんだとみられるハエが映り込んでしまっています。1ヶ所はAT車シフトレバーの上、もう1ヶ所は運転席を左側から写した際のステアリング左上にハエが止まっています。
なぜ誰も気がつかなかったのだろうか
ホンダ・ラグレイト
「日本初の5m越えミニバン」
ラグレイト(LAGREAT)は、ホンダ・カナダがかつて生産、本田技研工業が販売していた上級ミニバン。
北米向けに現地生産された2代目オデッセイを国内に持ち込んだもので、日本国内向けのオデッセイに比べてボディとエンジンの排気量が拡大されました。日系メーカーが国内で販売した全長5 mを超えるミニバンは、2020年にトヨタ・グランエースが発売されるまで存在していませんでした。日本国内では大柄の部類に入るため、アメリカでの大成功とは裏腹に日本ではそのサイズや自動車重量税が災いし、売れ行きは低迷しました。
ほぼ見かけなくなった
日産・ローレル
「世界初の電動格納式ドアミラー」
ローレル(LAUREL)は、日産自動車が1968年から2003年まで製造・販売していた高級乗用車。
1984年に登場した5代目ローレルは、アメリカ・ビバリーヒルズを舞台にしたCMを展開するなど、先代と比べて押し出しの強いアメリカ車調となったことで好調な売れ行きを示しました。
今では当たり前になった電動格納式ドアミラーをオプションで世界初設定しています。
1984年まで存在しなかったことが以外
トヨタ・ウィンダム
「カタログが1か月で変更」
ウィンダム(WINDOM)は、トヨタ自動車が1991年から2006年にかけて生産・販売した前輪駆動方式の中型高級乗用車。
2001年8月に登場した3代目のカタログにはアメリカの世界貿易センタービルが背景に写っているページが存在していました。しかし発売直後の2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロによって同ビルが破壊される事件が発生したため、事件後すぐにカタログが改訂され当該ページの背景の差し替えを余儀なくされました。
想定外の出来事もある
ダイハツ・ミゼット2
「乗用版も検討されていた」
ミゼットII(ミゼット ツー、Midget II)は、1996年から2001年までダイハツ工業から製造・販売されていた軽貨物自動車。
1995年の第31回東京モーターショーにおいて、そのミゼットIIとともに同車の乗用版「ミゼットIII」が参考出品されていました。前1席+後ろ2席で左右非対称ドア(前席右1枚、後席左1枚)を特徴としていたものの、市販には至りませんでした。
さらに1997年の第32回東京モーターショーには、既存のミゼットIIカーゴをベースに前1席+後ろ2席で左右非対称ドア(前席左右2枚、後席左1枚)とし乗用版に改めた「ミゼットIV」も参考出品されましたが、こちらも市販には至りませんでした。
後ろドア1枚が奇妙なミゼットⅢコンセプト。