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【東名高速バス事故】車線はみ出しに気付いていれば

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目次

事故現場について

前回の記事でも描きましたが、事故は東名高速道路新城PA(上り)入口付近で発生しました。医師の車は何らかの理由で、現場手前の路肩側ガードレールに接触し、この衝撃で制御不能のまま中央分離帯側に突っ込んだとみられています。

⇩新城PA(上り):愛知県新庄市富岡東川東川60-467

上のグーグルマップを拡大して頂いても分かりますが、路肩のガードレールに接触する前に、必ず白線の上を通過する必要があります。

現場は医師側からみて緩やかな右カーブとなっています。それに気がつかずに車の左側をガードレールにぶつけたわけですが、進入角は浅かったと考えられます。

▶日本ニュース】東名高速の事故 どのように起きたのか CGで再現(2017/06/11):日本ニュース

CG再現された事故状況でもよくわかると思います。つまり、もしこの車両に「車線はみ出し警告機能」のような装置が搭載されていたならば、また違った結果になっていたかもしれないのです。

車線逸脱警報装置とは

NASVA 独立行政法人自動車事故対策機構によると、

車線はみ出し警報とは、車のカメラが車線の位置を認識して、自動車が車線からはみ出しそうになった場合やはみ出した場合に、音や警告灯などでドライバーに知らせる装置のことです。ただし、ドライバーがウインカーを操作して意図的な車線変更を行う場合は警報を発しません。また、条件によっては作動しない場合があります。

とあります。現在販売されている車にも多くオプションとして取り入れられています。今回医師が乗っていた代車はマツダデミオ13Cグレードと分かっていますが、こちらには車線逸脱警報装置は付いていなかったようです。(最低グレードなのでしかたがないと思います)

下の動画はNASVAにより行われた、同じデミオでも上のグレード「XD Touring L Package」に装備された車線逸脱警報が作動する試験映像です。

▶デミオ:車線はみ出し警報試験 :nasvaassess

こういった安全装備については車本来の楽しさを失うということで個人的には好みません。ですがこういった事故を見ると、やはり安全装備が充実している方が事故は防げるのでしょうね。

最後に

バックモニターや自動ブレーキもそうですが、車線はみ出し警報についても、何か異常が起きると機械が気づいてくれることで、逆に人間の知能が低下するのではないかと私は思います。そういった安全装置が行きつく究極のところが完全自動運転でしょう。目的地を入力するとあとは寝ようがおしゃべりしようが勝手に目的地まで行くことができるのです。まさに未来の世界ですね。

ですが、完全自動運転が一般的になるということはそれすなわち、「自動車は自分で運転するものではない時代になった」ということです。もう誰もアクセルの踏み方も、ワイパーのつけ方も、ギアの変え方も分からない時代が来るのです。

「昔は自動車って自分で運転する必要があったんだよ。」「えー!怖い!」

という時代です。急に世界が「やっぱり車はMTだ!」と言い出すようにも思えませんし、その流れには抗えないようです。いくら知能の低下だ何だと言っても、仕方がないのかもしれません。交通事故がない世界を実現するためにも、完全自動運転の技術は発展していってほしいですね。そうすればこういった悲惨な事故も完全になくすことができるでしょう。

 

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