2019年1月11日から13日にかけて開催されている「東京オートサロン2019」に行ってきました。
私クースキー、東京モーターショーはよく行くのですが、このオートサロンには今まで行ったことがありませんでした。というわけで今年は思い切ってどんなものかを見てくることにしました。
本記事では、個人的に気になった車種を中心に、現地・現物の写真を踏まえて思い出したいと思います。
目次
はじめに
東京オートサロンは、1983年にチューニングカーマガジン「OPTION」誌初代編集長が、カスタムカー文化を世に広めるべく「東京エキサイティングカーショー」としてスタート。
1987年の第5回からは「東京オートサロン」に名称を変更し、会場も晴海から有明、そして幕張メッセと開催場所を変え、年々規模を拡大。
近年では自動車メーカーも出展し、オートサロンに合わせて新車発表を行なったり、各種パーツの展示販売や、レーシングマシンのデモラン、豪華アーティストが出演するライブステージを開催するなど、コアな自動車ファンだけでなく、自動車を利用する家族連れでも十分に楽しめるビッグイベントにまで変化発展してきました。
第37回目となる「東京オートサロン2019」では、前回に引き続き1~11ホールを加えイベントホールも使用して、東京オートサロン史上でも最大規模の世界最大級のカスタムカーイベントとして開催いたします。出典:https://www.tokyoautosalon.jp/2019/whats/
今年の開催で第37回目と、意外と歴史のある祭典なのです。
ジムニー祭り?
2018年7月発売を開始したスズキジムニー/ジムニーシエラですが、これがカスタムベースとしてうってつけなのか、様々なスタイルに改造された車両を非常に多く見かけました。
その中からいくつかご紹介します。
○スズキ
スズキはジムニーのコンセプト車両として2台出展していました。ジムニーシエラをベースにピックアップに仕立てた「ジムニーシエラ ピックアップスタイル」とジムニーをベースにカスタムした「ジムニー サバイブ」です。
このピックアップは使い勝手の良い荷台を装備することでDIYを楽しむライフスタイルに合わせて様々なカスタマイズが施されています。
今にも市販できるぐらいに完成度が高く、短いホイールベースも相まっドラゴンボールでおなじみ「鳥山明」の世界観も感じさせます。
こちらの「ジムニー サバイブ」はその名の通り、過酷な環境に挑み生き残ることをテーマに、アウターロールゲージやプロテクターなどの本格装備を備えています。まさに「ジムニスト」を表現したような一台です。
○DAMD
神奈川県に拠点を置くエアロパーツ、ドレスアップを展開するダムドは、2種類のカスタムされたジムニーを出展しています。
こちらはメルセデスベンツGクラスをモチーフにした「Little G.」。ホワイトとブラックの2種類用意されており、細部までこだわりぬいたアイテムによりベビーGの愛称をそのままパッケージにしています。ジムニー・ジムニーシエラそれぞれでカスタム可能です。
さらにはランドローバー ディフェンダーをモチーフとした「Little D.」も。ラグジュアリーな雰囲気のLittle G.に比べ、よりタフで重厚感のあるワイルドな装いとなっています。
○JCW DESIGN
株式会社プロスタッフが展開する「JCW DESING」のジムニー「スタイリッシュデザイン」です。フロントバンパー、フロントグリル、オーバーフェンダー、リアバンパー、ボンネットスクープを変えることでよりスタイリッシュな見た目となります。ベンツGクラスを意識しながらも、プレーンな仕上がりが特徴です。
○Liberty Walk
愛知県に拠点を置くチューナー Liberty Walkが出展していたのは、インスタグラム上で発表し話題になっていたカスタムジムニー「G MINI」。
Gクラス風のコーナーインレットに、LEDデイタイムランニングライトを備えるフロントバンパー、ツインバー付きグリル、ブラックスキッドプレート、サイドステップ、シルバートゥフック、アグレッシブなルーフやパワーバルジ・ボンネットフード、ワイドフェンダーなど、まさにフル装備です。
○R31 HOUSE
日産R31型スカイラインを取り扱う専門ショップであり、ラジコンカーの開発・販売も手がけているR31 HOUSEは、ジムニーのモンスタートラックを展示しています。ただ取り付けただけではなく、なんと走行も可能だといいます。
まさにラジコンを巨大化したようなものすごいインパクトで、常に多くの人だかりができていました。
感想
自分は自動車に対して「純正派」なので、カスタムや改造に関してはあまり興味がありませんでしたが、いざ行ってみると「おもしろそう」というのが率直な感想です。
コテコテにカスタムされた車をたまに見かけては、何がいいのかと思っていましたが、こういう世界が広がっていたのかと、ある意味度肝を抜かれました。自分好みに仕上げるという面白さに加え、同じ趣をもつ者同士が刺激し合える環境も魅力だと思います。
また、今回は新型ジムニーの発売が数か月前という絶好のタイミングであったことから、多くのカスタムジムニーが出展されていました。もともと改造のしやすいシンプルな構造をもつジムニーは昔からジムニストによる多くのカスタムがなされ、同時に多くのパーツが展開されてきました。
しかし今回多く見た「メルセデスベンツGクラス」風のカスタムのような新たな一面を、メーカー発信ではなく周りがあれこれと提案してくれる状況は、それだけ興味を持ってくれているという証であり、自動車メーカーにとってまさに「大当たり」といえます。
自動車メーカーは、そういったカスタマイズ性のことも考慮した自動車づくりをすることが、販売台数の増加、ファンの獲得にも繋がると思います。そういった意味でスズキは、ジムニーを非常に上手くプロモーションしたと言えるでしょう。
カスタムの対象となるかどうかは、意外と重要だと気付かされました。
おまけ
ホンダ S660 osoba
ホンダ S660 ネオクラシック
日産 ジューク アドベンチャーコンセプト
三菱 デリカD:5