ラリーアートといえば、WRCやパリ・ダカールラリーなどに参戦するなど三菱のモータースポーツ活動を行う子会社でしたが、経営不振を理由に事業規模を大幅に縮小しており、長らく活動は停止状態が続いていました。
しかし2021年5月11日に行われた決算発表会で、三菱自動車はラリーアートを復活させると明言しました。その第1段が新型アウトランダーPHEVになるようです。
ラリーアート復活第1弾は新型アウトランダー?
(和約)
Best Car Web.によると三菱自動車はラリーアートブランドのアウトランダーPHEVエボリューションを東京モーターショー2021で発表することを示唆していたようです。残念ながらイベントはCOVID-19を理由に中止となったため、現時点ではいつ、またはどこでこのモデルが展示されるのか不明となっています。
Best Car Web.によれば、このアウトランダーPHEVエボはアグレッシブな見た目になるようです。スタイリングはラリーカーからインスパイアされており、これは三菱がかつて勝利を収めたダカールラリーに代表する長距離レースに向けた車のようにも思えます。
アウトランダーPHEVエボの生産モデルは2022年6月に日本で発売されるとしています。標準モデルとの違いは不明ですが、伝統的にこう言ったモデルは強力なパワートレインとパフォーマンスを向上させるパーツが設けられるでしょう。
三菱の2020年度経営報告では、ラリーアートブランドの復活がアナウンスされています。詳細は明かされていませんが、戦略にはモータースポーツへの復帰も含むとされています。
新型アウトランダーPHEVは日本でまず販売を開始します。スタイリングはガソリンモデルと大きく変わりません。よりパワーのある大きなバッテリーの搭載により、EV航続距離が大きく向上します。3列7人乗りとなっています。
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復活させるからにはやはりパフォーマンスカーによるモータースポーツへの参戦をしないと誰も満足はしません。
電動化が進む昨今において、どういったパフォーマンスカーが出来上がるのかに注目が集まります。ガソリンターボのMT車などは時代背景から不可能と考えられますが、新時代のエボリューションがどういったものなのかを示す、絶好の機会だと思います。
現行車種でエボを作るとしたら、三菱の方向性からしてもアウトランダーPHEVになるのは納得ですね。ただアセアンでの販売拡大を目指す上では、トライトンやエクスパンダーにラリーアートのパーツを付けて販売する方が現実的な気もします。
個人的にはミラージュにターボエンジンを乗せてみたら面白いと思いますが、ミラージュ自体の次期型の話も聞こえてこない状況なので難しいのかな。アライアンスの資源を上手く使って新型車を定期的に出せるようになると良いですね。
ラリーアート復活の資料ではトライトンがドリフトしてましたから、おそらくアセアン向けにもあるんじゃないかと思います。
ミラージュサイボーグの復活は多くの要望がありそうですね。
しかしラリーアート仕様を作るからにはWRCに出して勝つぐらいのテコ入れとその覚悟が必要だと思います。
設計の古いミラージュで参戦して優勝でもすれば、かつての栄光を思い出してくれる人もいるのではないでしょうか。