自動車には様々なボディスタイルがあり、各社多くのモデルが存在します。
先進安全装備や電動化といった急激な流れを受け、各社最新モデルにはそういった市場のニーズをとらえたモデルを続々と投入させています。しかしそのアップデートを怠ると、あっというまに世間からは忘れ去られてしまいます。
目次
トヨタ・パッソ
「パッソ プチプチ プチトヨタ」でおなじみ(?)の初代パッソが登場したのは2004年。最小回転半径は一般的な軽自動車と同レベルの4.3mを実現するなど、取り回しの良さに優れたモデルでした。
3代目である現行モデルは2016年の登場。細かなアップデートはされているものの、同社のアクアやヤリスと異なり初代からずっとダイハツ・ブーンのOEMということもあり、扱いは少々雑な模様。
東京フレンドパークでは、パジェロの代わりに景品になったこともあるだけに、現在の存在感は皆無に等しいと言っていいでしょう。
トヨタにとっては、もはや無くてもいいのでは?
《モデルブランド力》
★★☆☆☆ ⇒ ☆☆☆☆☆
日産・エクストレイル
角ばった無骨なデザインで大人気となった初代、2代目。3代目からは日産・ローグとボディを共通とすることで大きくスタイリングを変えました。国内においては間違いなく日産を代表するSUVのはずですが、現行モデルは2013年登場と少々放置気味。
次期エクストレイルであろう新型ローグは2020年6月15日に北米で既に発表済みですが、国内投入の話は全く聞きません。プラットフォームを共有する三菱・アウトランダーPHEVは2021年10月28日に国内で発表されたのに対し、エクストレイルは全くの音沙汰なし。国内でのテストカーの目撃情報もないことから、投入されるのかすら怪しい雰囲気が漂います。
ユーザーが流れ出る音が聞こえます。
《モデルブランド力》
★★★☆☆ ⇒ ★☆☆☆☆
ホンダ・CR-V
乗用車譲りの運転しやすさ、走行安定性、低価格などが評価されクロスオーバーSUVのパイオニアとして大人気となった初代。当時の初代トヨタ・RAV4よりも人気だったといえば、どれだけ凄かったかが分かるでしょう。
しかしSUVが人気という昨今においてはどうでしょう。まったくもって存在感がありません。ホンダにはコンパクトSUVとして人気のヴェゼルがあり、CR-Vのように大きいサイズのSUVを今のホンダに求める人がいるのかという問題があります。
次期型の開発は進んでいるようですが、待っている人はいるのでしょうか。
《モデルブランド力》
★★★★☆ ⇒ ☆☆☆☆☆
三菱・ミラージュ
三菱と言えばパジェロ、ランエボであり、それらモデルが企業自体のブランド力を作り上げていたといっても過言ではありません。しかし今ではどちらも絶版。ギャランやランサーといったモデルもない中で、何故か残ったミラージュにブランド力があるかと問えば、残念ながらありません。
現行モデルは2012年の登場。先進安全装備などは時代に合わせてアップデートされていますが、かつてのミラージュサイボーグのような特徴や個性がこれといってありません。
イケイケだったあの頃と比べれば寂しいものです。
《モデルブランド力》
★★☆☆☆ ⇒ ☆☆☆☆☆
スズキ・エスクード
初代は直線を基調とした欧州調のスタイル、ラダーフレーム構造でありながら乗用車感覚の内装、低価格が相まってライトクロカンとして大ヒット。グランツーリスモ3では誰もが度肝を抜かれたことでしょう。
現行モデルである4代目はハンガリーにある工場からの輸入となっています。しかし2021年現在、9月30日にひっそりと輸入・販売を終了しています。
次期型である5代目へのフルモデルチェンジは2022年春頃に実施が予想されていますが、はたしてSUV激戦区において存在感を示すことができるのでしょうか。
5ドアのジムニーのほうが需要がありそうです。
《モデルブランド力》
★★★☆☆ ⇒ ☆☆☆☆☆
まとめ
頑張りましょう。