人間と同じように、完璧な車は存在しません。
どの車にも欠点とまでは言わなくても、「ここさえよければなぁ」というポイントがあるはずです。そんな車をいくつか集めてみました。
目次
ホンダ・ビート
・ゼブラ柄のシート
ホンダが1991年から1996年にかけて製造・販売していたオープン2シーターの軽自動車。ATは設定されておらず5速MTのみとなっており、かなりのスポーツ志向。今なお多くのファンがいます。
しかし90年代にありがちなファッショナブルなシート柄を採用しています。今では考えられないほど派手な「ゼブラ柄」のシートが個性的な反面、もっと普通でもよかった?
ホンダ・S2000
・デジタルメーター
ホンダが1999年から2009年にかけて製造・販売していたオープン2シーター。国内向け販売台数は10年間でわずか2万台あまりと意外と低迷。そのため今となっては個体数の少ない貴重な車です。
250馬力を誇る直列4気筒 2.2L DOHC VTECが唸りを上げるS2000のパワーユニットとコミュニケーションをとるには、少々心もとないデジタルメーター。FRの古典的なスポーツカーにはアナログメーターで必要十分でした。
日産・エクストレイル(初代)
・センターメーター
初代は「タフギア道具」という開発コンセプトでオフロードユースに重きを置いていました。しかしそうしたモデルには似つかわしくないセンターメーターとなっています。
この初代モデルのデザインが好評だったため2代目はキープコンセプトでのモデルチェンジとなりましたが、メーター類は一般的な運転席前に移動しています。当時の流行りに乗ってしまった?
トヨタ・ランドクルーザー70バン(再販)
・ダミーのテールライト
2014年8月25日に70シリーズの発売30周年を記念して2015年6月30日生産分までの期間限定で約10年ぶりに復活しました。ボディタイプは「バン(GRJ76K型)」と「ピックアップ(GRJ79K型)」の2種類が設定されました。
なかでもバン仕様はテールライトがバンパーに設置されおり、本来のライトはダミーとなっています。これは背面タイヤが右寄りにあるため、本来のテールライトが左斜め後ろから見えなくなることによる安全基準の不適合を回避するための措置です。
新型車であればもちろん最初からデザインできますが、海外モデルの横展開のためこうした対応となっています。この安全基準が制定された当時、同様の対応となったSUVがいくつか存在しています。
トヨタ・ハリアー(4代目)
・パンパーのリアウインカー
2020年に発売を開始した4代目ハリアー。クーペフォルムのプレミアムSUVとして独自の存在感を有していますが、何故かウインカーだけはバンパーに設置されています。
デザインを重視した車だけに、リアコンビネーションランプに上手くまとめられなかったのでしょうか。なにより位置が低すぎると視認性にも悪影響を及ぼします。
マツダ・ビアンテ
・3列目が収納不可
マツダが2008年から2018年まで製造・販売していたミニバン。3列シートは跳ね上げ式や床下収納とせず、座面をチップアップして前側へスライドする仕様となっています。
開発段階において跳ね上げ式は重たく視界の妨げになるという市場の声を反映したといいますが、ミニバンの武器であるスペースを犠牲にした構造は低評価の一因となりました。無難に床下収納か跳ね上げ式にしておけばよかった?
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皆さんが思う残念ポイントがある車はなんですか?