いくら車が好きと言っても、全てを知り尽くしている人は存在しません。
「そうだったの?!」と言うことがまだまだたくさんあるのです。そういったトリビア的な小ネタをジャンル問わずいつくかご紹介いたします。
目次
ダイハツ・ウェイク
「世界一背の高い乗用車だった」
ダイハツが2004年に製造・販売を開始した軽トールワゴン。
特徴でもあるその高さは1,835mm (72.2in)と2022年8月に生産終了となるまでの間、SUV、ピックアップトラック、バンを除いた乗用車の中で世界一を誇っていました。ちなみに歴代では1904年から1909年まで生産されたフィアット・60HPという車の2,550mm (100.4in)です。
2022年8月生産終了となった
レクサス
「当初”アレクシス”が候補だったが、人の名前っぽいのでやめた」
トヨタの高級車部門として世界を代表するメーカーとなったレクサス。
ブランド立ち上げにあたり、そのブランド名の候補としては当初”Alexis(アレクシス)”が有力でした。しかしアメリカで当時人気だったテレビドラマ「Dynasty」に”Alexis Colby”というキャラクターがいたことなど、人物名を連想させてしまうという理由からAlexisを変形させた”Lexus”に変更しました。
レクサス初のモデル「LS400」(1989年)
出典:https://www.northwestlexus.com
マツダ・ボンゴフレンディ
「屋根が上がらない仕様もある」
ボンゴフレンディはマツダがかつて発売していたミニバン。この車の最大の特徴は、ルーフ部分が電動で持ち上がる「オートフリートップ(略称:AFT)」にあります。
ボンゴフレンディと聞くとこのイメージが強いのですが、このAFTは全車に装備されていた訳ではなく通常ルーフのグレードも設定されており、スライド式サンルーフを装着することもできました。
2006年生産終了
トヨタ・ハリアー
「2代目で廃止の予定だった」
「高級クロスオーバーSUV」という新たなジャンルを開拓したハリアー。その2代目は2003年に販売を開始しましたが、この2代目と入れ替わる形でレクサスブランド版である3代目「レクサス・RX」を日本に導入し、以降ハリアーは廃止される予定でした。
しかしトヨタ勝又グループの2代目社長・勝又基夫(当時の千葉トヨペット社長も兼務)がこれに猛反対。自ら先頭に立ち全国トヨペット店の総力を結集してハリアー廃止反対署名を集めトヨタ自動車に存続を掛けあった結果、廃止は免れ3代目ハリアーの開発が行われることになりました。
ハリアー乗りは勝又氏に感謝するように
日産・ラティオ
「ターゲットは70歳以上の高齢者」
日本国内の道路事情に即した5ナンバーサイズのセダンとして2012年に発売された初代ラティオ。
キャッチコピーは「大人の夫婦が旅するセダン。」で、法人顧客もしくは小型3ボックスセダン以外のカテゴリーの車種をまったく好まない70歳以上の個人の高年齢層を中心に月販1,200台の目標を目指して開発されました。積極的なCMなどもなく、狙い通りユーザー平均年齢は65歳を超えていたといいます。
まさにおじいちゃんセダン