アメリカのEVベンチャー企業Bollinger Motors[ボリンジャーモータース]は、EVバンの市場に参入することを発表しました。
ボリンジャー 2022デリバー-Eを公開
(和約)
今はまだ大きな市場ではありませんが、いくつかのプレイヤーがEV配送バンにおけるリンゴの最初の一口を食べるために争いあっています。リビアンはアマゾンとフォード、GM向けに100,000台の配送車を製造する契約を得ています。そしてボリンジャーもこのデリバー-Eコンセプトで参戦します。
「我々はクラス3の電化に関する豊富な知識を取り入れ、それを配送部門に適用しました。」とCEOのRobert Bollinger氏は言います。「我々のデリバー-Eバンは配送業者をグリーンにする力となり、維持費の削減にもなります。」デリバー-Eは前輪駆動のプラットフォームで、様々なシャシーを通して様々なホイールベース、バッテリー容量にあったように作られます。
ボリンジャーはこのEVバンの製造を2022年に計画しています。バンのスケールはクラス2B、クラス3、クラス4、クラス5にわたり、ガソリンやディーゼルのモデルと比較してそのトータルコストは顕著に低いものになるとしています。高強度スチールフレームは様々なバッテリーサイズに適合します。70kWhから始まり、105、140、175、210kWhのバッテリーサイズが用意されますが、航続距離の情報は明らかではありません。現在はコンセプトの段階ですが、デリバー-Eが実際に生産される予定となればより詳しい情報が得られるでしょう。
2022ボリンジャーデリバー-Eは他モデルとその主要コンポーネントを共用します。しかしながらモーター、バッテリー、インバーター、ギアボックス プラットフォームに至るまで全てがデリバー-E専用となるでしょう。
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海外ではベンチャー企業により続々とEVバンが開発されています。日本ではあまり話を聞きませんが、大手メーカーでは日産がe-NV200というEVバンを販売しているのみです。
やはり価格と航続距離を考えた時にどうしても割高なEVバンは売れないようです。大口顧客向けに大量に納入するめどがない限りは、メーカーも進んで参入したがりません。
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