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【三菱】新型ミラージュ 新旧比較まとめ

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新型ミラージュが2020年4月16日発売を開始しました。

ミラージュと言えば2020年現在三菱が国内で販売する唯一のコンパクトカーですが、他メーカーとしのぎを削ることなく存在感を失っている状態が続いています。

しかしめでたくマイナーチェンジを実施。先代との見た目の違いから、その内容に至るまでを比較してみましょう。

目次

エクステリア

旧型

6代目である旧型は2012年の発売。2015年12月のマイナーチェンジによりデザインが変更されています。

G

M

新型

新型はマイナーチェンジということで、全体的なプロポーションに変化はありません。しかしフロントはより現代的でスポーティなデザインに様変わりしています。

G

M

旧型とは違い、マイナーチェンジ後の新型はよりスポーティさをアピールしており、キャッチコピーも「当たり前のすべてを磨き上げた。」から「毎日をもっとアクティブにする。」に変わっています。

インテリア

インテリアは全くと言っていいほど変化がありません。

旧型

新型

パワーウインドウスイッチパネルと、新デザインのメーターパネルをスポーティなカーボン調としています。またフロントドアのアームレストにファブリックを採用し、質感に配慮しています。

エンジン

エンジンに変更はありません。

旧型、新型

・1.2L MIVECエンジン

運転状況に応じた最適なバルブタイミングに制御するMIVEC。
力強く、キビキビとした軽快な走りを実現。高速走行や長距離ドライブで、走る歓びを実感できます。MIVEC=Mitsubishi Innovative Valve timing Electronic Control system
● MIVECは、三菱自動車の可変バルブタイミング機構の総称です。

最高出力(ネット) 57kW/6,000rpm
<78PS/6,000rpm>
最大トルク(ネット) 100N・m/4,000rpm
<10.2kg.m/4,000rpm>

燃費

エンジンは変わっていませんが、燃費を比べてみましょう。

旧型 新型
JC08モード 23.8km/L 22.8km/L
WLTC 20.0km/L
WLCT(市街地モード) 16.1km/L
WLTC(郊外モード) 20.3km/L
WLTC(高速道路モード) 22.1km/L

新型の方が同じJC08モードでも1.0km/L燃費が落ちています。車両重量は新旧ともに900kgなので、測定時の誤差の範囲でしょう。

尚、新型ではより実燃費に近いWLCTモードによる燃費表示が追加されています。

<WLTCモードについて詳しくは>

【新車】燃費の基準が変わるって、一体いつから?

安全性能

旧型

旧型では

・低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM-City]
・誤発進抑制機能(前進時)

が全車標準装備であり、セーフティ・サポートカーS ベーシック(サポカーS ベーシック)に該当します。

旧型の安全性能は以下のようなものでした。

○衝突安全強化ボディ RISE(ライズ)
○運転席&助手席 SRSエアバッグ(標準装備)
○SRSサイド&カーテンエアバッグ(メーカーオプション)
○3点式ELR付シートベルト
○ABS(EBD:電子制御制動力配分装置付)
○アクティブスタビリティコントロール[ASC]
○エマージェンシー ストップシグナルシステム[ESS]
○ヒルスタートアシスト[HSA]
○歩行者傷害軽減ボディ
○全席パワーウインドウ (運転席セーフティ機構付ワンタッチ式)

新型

新型では

・低車速域衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM-City]*対車両 / 対歩行者
・誤発進抑制機能(前進時)
・車線逸脱警報システム
・オートマチックハイビーム

が全車標準装備となり、セーフティ・サポートカーS ワイドサポカーS ワイドにグレードUPしました。これはいわゆる自動ブレーキが歩行者にも対応可能となり、車線逸脱警報システム、先進ライトが追加されたためです。※下記参照

その他、主な安全装備は以下になります。

○LEDヘッドライト(ハイ / ロービーム、光軸調整機構付)
○LEDデイタイムランニングランプ[DRL]
○LEDリヤコンビネーションランプ
○雨滴感応オートワイパー
○頸部衝撃低減フロントシート
○衝突安全強化ボディ RISE(ライズ)
○運転席&助手席 SRSエアバッグ(標準装備)
○SRSサイド&カーテンエアバッグ(メーカーオプション)
○3点式ELR付シートベルト
○ABS(EBD:電子制御制動力配分装置付)
○アクティブスタビリティコントロール[ASC]
○エマージェンシーストップシグナルシステム[ESS]
○ヒルスタートアシスト[HSA]
○歩行者傷害軽減ボディ
○全席パワーウインドウ(運転席セーフティ機構付ワンタッチ式)

メーカー希望小売価格(消費税8%込み)

グレードは変わらず、旧型に比べて3~5万円ほど価格が上がっています。

グレード FF CVT
旧型 G 1,514,700円
M 1,408,000円
新型 G 1,569,700円
M 1,432,200円

寸法

旧型

全長:3795mm

新型

全長:3855mm

前後バンパーの形状変更により、全長が60mm長くなっています。

画像出展:www.mitsubishi-motors.co.jp

感想

今の三菱自動車を考えると、日本国内でコンパクトカーの販売がある方がおかしいぐらいですが、このマイナーチェンジでしばらくミラージュは生き残るようです。価格の割に快適性・安全装備がより充実し、個人的にはお買い得な車だと思います。

しかし、やはり期待したいのは「遊び心」です。

エクステリアデザインこそできる限りスポーティに変更していますが、エンジン・トランスミッションに変更はなく、実際のスポーティ要素は少なめです。よりパワフルなエンジンとまでは言いませんが、せめて海外で販売しているMTを搭載できないものでしょうか。

国内における三菱自動車が販売する乗用車ラインナップにMTは存在せず、過去に販売したMT車に乗っているユーザーの乗り換え先がない状態となっています。結果的にMTの販売比率は低くなるでしょうが、万人受けを狙ってもトヨタやホンダに敵うわけないのですから、ひと癖つけるべきだと思います。安全性能は現在の標準レベルにグレードアップしたので、今後は+αに期待したいですね。

完全なモデルチェンジは日産ノートやマーチとプラットフォームを共有すると噂されていますが、おそらくそういった方向になるでしょう。どちらかと言えば日産主導の開発でそのOEMがミラージュと予想しますが、それではますます三菱らしさとは何かを問われることになりそうです。e-powerを「Mi-power」とか言うだけではやるせなさ過ぎますからね。

<関連記事>

【国内】日産マーチVS三菱ミラージュ どちらが”マシ”?

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-三菱, 情報, 自動車

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