高速道路ではおなじみ「オービス」ですが、海外でも同じように設置されています。高性能なカメラで撮影されるので、いくらスピードを出していようがはっきりと運転者の顔が分かってしまいます。
しかしその顔を”隠してくれた”としたら?
ハトがスピード違反のドライバーをアシスト
ドイツ・デュッセルドルフの西部にあるフィアーゼンの道路で、ハトがスピード違反を犯していた車の前に突如として出現。運転手の顔を隠してしまったために警察当局は証拠不十分で検挙できないという事態に追いこまれました。
警察によると、この車は制限速度が時速30キロの道路を54キロで走行。その場面は自動速度取締装置による写真で特定することができたのですが、車の前を通過したハトの羽が「顔」という大事な証拠を消し去ってしまったのです。
検挙されていれば罰金は105ユーロ(約1万2800円)。フィアーゼン警察は「違反者がこの御加護を理解し、将来的に適切に運転することを願っています。」としながらも「このハトは制限区域内をあまりに速く移動したとして、罰金を科されるべきだ」と付け加えました。
・・・所感・・・・・・・・・・・・・・・
時速30キロ制限の区域にオービスがあることも驚きですが、アウトバーンのような速度無制限の高速道路がある一方で、市街地などでの速度には厳しいお国柄なのでしょうか。
最近国内では歩行者が巻き込まれる事故が多発しています。スピードさえ出ていなければ防げたような事故も多く、なぜその道路がその制限速度なのかを考えることが大切です。
聞いた話ですが、オービスは非常に高感度のカメラを使用しているため、いざ撮影されると高額な撮影料が発生するのだとか。違反者負担となるようですが、撮影された時点で免亭となります。そんなことにならないように心がけて運転するのが一番ですね。