イギリスの有力カーメディア「Auto Express」が選ぶ、2018年度ピックアップトラックオブザイヤーに、三菱自動車のL200/トライトンが選ばれました。
これで4年連続の受賞となります。一体何が評価されているのでしょうか。
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三菱L200 2018 AutoExpress ピックアップオブザイヤーに
三菱L200が、ピックアップカテゴリーにおけるメルセデスSクラスに変わろうとしています。なぜなら、この賞を受賞するのが4年連続だからです。L200のように堅牢な汎用性、キットと価値のバランスが取れたライバルは存在しません。
最も実用的なシングルとクラブキャブのバージョンを提供していますが、ダブルキャブは作業車を必要とするビジネスユーザーや、週末に家族を運ぶためのモデルです。 Warrior、Barbarian、または限定版のBarbarian SVP IIバージョンの現金で入手できるキットを見ると、トップスペックのSUVが仕掛けた罠に気がつくことでしょう。
エンジンには強力な2.4Lターボディーゼルが搭載され、積載能力はダブルキャブとしては印象的な1,050kg。さらに3.5トンのトレーラーをけん引する能力があります。三菱自動車のスーパーセレクト4WDシステムを採用することで、回転式のコントローラーで後輪駆動または低速ギアと合わせた四輪駆動車の切り替えが可能です。L200は、ほとんどの購入者が今まで必要と思われる以上の能力を持ちます。
もし積載能力にこだわらないのであれば、L200はリーズナブルで洗練されたピックアップと言えます。重い荷物を荷台に乗せても乗り心地は落ち着いていますが、かといって空荷の状態でもリアのバウンドが気になりません。これはピックアップトラックが、従来のSUVを超えて考慮される価値のある部分です。荷台カバーを搭載すれば広大な荷室が現れます。
L200のようなピックアップの本当の魅力は、適格な価格による有利な特典です。軽商用車として分類されているので、支払う税金は定額です。そのため購入者はSUVではなく、スーパーミニに似た税金を支払うだけでよいのです。
出展:www.autoexpress.co.uk
日本での発売は?
日本国内での販売が無いL200/トライトンですが、海外では主力車種の一つです。なかでもイギリスは販売の多い地域のひとつであり、こうした地域で4年連続受賞されることには重要な意味があります。
日本ではトヨタがハイラックスを2017年9月12日から発売していますが、売れ行きはやはりいま一つのようです。使い勝手が悪く、日本になじみのないピックアップトラックに300万円を出せるモノ好きがいないのも事実でしょう。
ピックアップブームが来ない以上、L200においても日本での発売はないと思われます。しかしこうしたところで名声を獲得し、国内販売の回復につながることを期待します。