いすゞが製造、販売するピックアップトラック「D-MAX」がモデルチェンジするようです。
目次
新型D-MAXがタイで公開予定 オーストラリアには1年以内に販売か
(和約)
いすゞは新型D-MAXの予告動画を公開しました。
▶'”ALL-NEW ISUZU D-MAX” INFINITE POTENTIAL พลานุภาพ…พลิกโลก ! – ISUZU TAHILAND OFFICIAL
映像からは、タフな見た目はそのままに全てが新しくなっていると分かります。これは現行型が発売された2012年以来、初めてのフルモデルチェンジとなります。
タイいすゞだけがより詳細な情報を公開しています。我々は新型D-MAXが自動ブレーキを含む最新の安全性能に加え、アップルカープレイやアンドロイドオート、デジタルディスプレイのような最新技術が利用可能とみています。
こうした最新技術はパートナーシップを結ぶマツダによるものだと考えられます。
いすゞはエンジンなどの情報を明らかにしていませんが、3.0リットル4気筒ターボディーゼルは2017年にアップデートされたばかりです。これが新型にも搭載されると考えられます。
いすゞのオーストラリア担当はこの3.0リットルエンジンを維持するように掛け合った過去があります。なぜならこのセグメントでは最も大きなエンジンであることで、購入者によって大きな支持を得ていると調査の結果判明したからです。
しかしながら、1.9リットルディーゼルツインターボを使用してる国もあり、これは現在オーストラリアで義務化されている排ガス規制「ユーロ5」よりもより厳しい「ユーロ6」に対応させるためです。現行モデルのオプションとして追加されています。
新型D-MAXはよりオフロード性能が増していると予想されています。映像からはリアデフロックのボタンが一瞬確認できます。現行モデルにはスリップ防止のデフですら装備されていません。
いすゞオーストラリア担当は新型についてあれこれいうのは時期尚早だと言います。映像にあるのはタイ仕様であり、少なくともオーストラリア仕様とは違っているだろうからです。
加えて「タイで実施された新型D-MAXのティーザーキャンペーンは、タイ国内での生産モデルに限られたものです。オーストラリアではまず市場の反応をモニターし、地域にあった要求や規制を満たすためのアップデートが必要かを確認します。」と言います。
現行モデルはセグメントで最も古いモデルになるほどロングライフですが、新型はそう早くは導入されません。
現行モデルの販売は9月末までに年初から11%減少しました。これは業界全体で7.9%減少したよりも急激に減少していることになります。ただし、セグメントとしてはトヨタハイラックス、フォードレンジャー、三菱トライトンに続くで4番目のベストセラーを保っています。
トレンドに逆行するのは、二輪駆動の主力製品の販売です。減少する市場での売上は引き続き堅調です。(年初から0.2%増加、4×2クラスで2番目)
マツダBT-50はどうなる?
いすゞとマツダが次世代ピックアップの開発で手を組んだ一方で、マツダの新型BT-50はいすゞD-MAXの1年後の発売と考えられます。
現行BT-50の生産工場はフォードレンジャーと共有しています。しかし3年前、マツダはフォードとの30年にわたるパートナーシップ契約が終了し、いすゞとのジョイントベンチャーに切り替わると公表しています。
現行マツダBT-50。フォード・レンジャーをベースにしている
いすゞはマツダ向けに車両を生産することになりますが、我々はそれがユニークな外観であり、エンブレムやグリルだけの変更にとどまらないと考えます。
新型D-MAXの登場は2020年、マツダBT-50はその1年後である2021年に登場すると予想されます。それまでの間、フォードはマツダBT-50の供給を続けるでしょう。
出典:https://www.caradvice.com.au
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国内では乗用車の販売から撤退したいすゞですが、海外ではピックアップトラックのD-MAXや、SUVのMU-Xなどが販売されています。
マツダが販売するBT-50は、初代がフォードとの共同開発で誕生し、2代目もその流れを汲んでいます。フォードとのパートナーシップ契約が終了するのを機に、ピックアップの供給をいすゞから受けることになり、この新型D-MAXのOEMを販売するようです。
現在日本国内で新車で買うことのできるピックアップトラックはトヨタハイラックスのみですが、グローバルラインナップには存在しているメーカーも多く、限定販売でもいいので販売をしてみてほしいものです。