その昔、自動車の給油口は隠れているのがかっこいい時代がありました。
というのも、昔はガスキャップがそのままボディに取り付けられた車が多くあったのです。今の時代の給油口はカバーの下にガスキャップが設置されており、デザイン的にも邪魔をしていませんね。1956年製のシボレー:ベルエアのガスキャップはテールライトの中に隠されています。
また、60、70年代の車の多くが、給油口をナンバープレートの後ろに設けていました。
出展:blog.allstate.com
ガスキャップが隠れていると、スタイリッシュなエクステリアをより魅力的にすることができます。ですが給油口が車の後部に位置していると、追突事故の際ガソリンの漏えいやパイプの破損に繋がるとして、最近ではご存じのように車の横側にガスキャップと、それをカバーする蓋が設けられています。
本記事では、そんな過去の奇妙かつクリエイティブな給油口デザインをご紹介いたします。
目次
1948 Tucker 48
出展:jalopyjournal.com
1954 Cadillac Eldorado
出展:pinterest.com
1957 Chevrolet El Morocco Convertible
出展:pnterest.com
1957 Pontiac Star Chief
出展:trifivechevys.com
1958 Oldsmobile 98 Convertible
出展:flickr.com
1958 Ford Ranchero
youtube.com
1961 MG Midget MkI
出展:mgexp.com
1962 Toyopet Crown
出展:kazetaro.jp
1967 Simca 1301
出展:autoshite.com
1972 Volvo 1800ES
出展:hemming.com
1978 Ferrari 308GTB/GTS
出展:fiero.nl
番外編 2017 Ford Focus
出展:kbb.com
2017年製のフォードフォーカスには、隠れているわけではありませんが、面白い位置に給油口が設けられています。丁度テールライトに沿うような形でひし形のカバーが取り付けられており、うまくデザインされています。
現在では、ボディの流れに沿った滑らかなカバーが製造可能ですし、あえて変な場所に隠す理由がありません。ですが現在でもカスタムとして既存の給油口を廃止し、テールライト裏などに隠すやり方もあるみたいです。
いずれにせよ、ガソリンスタンドの店員さんはこういう変わった車には来てほしくないでしょうね(笑)