2018年11月度の軽自動車販売台数が全軽自連より発表されました。本記事ではそのデータをもとに詳しく分析したいと思います。新車ご購入の参考になれば幸いです。
今月のポイント:ジムニー
※通称名については同一車名のものを合算して集計しています
目次
軽自動車販売台数ランキング
11月度
順位 | 車種名 | メーカー | 販売台数 |
1 | N-BOX | ホンダ | 19,485 |
2 | スペーシア | スズキ | 11,812 |
3 | ムーブ | ダイハツ | 11,442 |
4 | デイズ | 日産 | 11,420 |
5 | タント | ダイハツ | 11,102 |
6 | ミラ | ダイハツ | 9,154 |
7 | ワゴンR | スズキ | 7,283 |
8 | アルト | スズキ | 5,883 |
9 | ハスラー | スズキ | 4,718 |
10 | N-WGN | ホンダ | 4,116 |
11 | eK | 三菱 | 3,546 |
12 | キャスト | ダイハツ | 3,343 |
13 | ウェイク | ダイハツ | 2,131 |
14 | ピクシス | トヨタ | 2,076 |
15 | ジムニー | スズキ | 1,861 |
各社トップセールス
1 | ホンダ | N-BOX | 1位/15位 |
2 | スズキ | スペーシア | 2位/15位 |
3 | ダイハツ | ムーブ | 3位/15位 |
4 | 日産 | デイズ | 4位/15位 |
5 | 三菱 | eK | 11位/15位 |
6 | トヨタ | ピクシス | 14位/15位 |
今月も先月に引き続きホンダのN-BOXがトップとなりました。
スズキは12月20日、スペーシアをSUVライクにカスタムした派生車「スペーシアギア」を発売しました。N-BOXにはないギア感を付与し、さらなる人気獲得を図ります。
日産デイズ、三菱eKの格差
日産自動車と三菱自動車の合弁企業「NMKV」が製造する車ですが、販売数に大きな差があります。
車種 | デイズ | eK | 大小の比率 |
1月 | 14,843 | 3,466 | 4.3 |
2月 | 14,294 | 4,544 | 3.1 |
3月 | 16,233 | 7,128 | 2.3 |
4月 | 7,605 | 1,942 | 3.9 |
5月 | 8,543 | 2,613 | 3.3 |
6月 | 10,260 | 4,248 | 2.4 |
7月 | 11,703 | 3,970 | 2.9 |
8月 | 9,996 | 2,744 | 3.6 |
9月 | 15,070 | 5,023 | 3.0 |
10月 | 11,332 | 2,871 | 3.9 |
11月 | 11,420 | 3,546 | 3.2 |
eKは燃費偽装のイメージが、デイズは不正検査のイメージがつくことになった不遇な車ですが、基本的に同じ車であってもブランドイメージにより販売台数には差があります。
新型のeK、デイズは2019年度と言われています。次期型の開発を主導するのは日産、生産は三菱が担当となるようです。
三菱としては、eKワゴンをベースにしたクロスオーバーモデルの発売が噂されています。FFベースのオフロードとして、スズキ ハスラーのライバルとなるような車が予想されます。パジェロミニ復活とまではいかないでしょうが、期待したいところです。
ジムニー
7月5日に発売を開始した新型「ジムニー」ですが、様々なボディキットが登場しています。
発売より「メルセデスベンツ Gクラス」に似ていると話題で、実際にGクラスのような見た目になれるボディキットが発売されています。ですが今度はランドローバー ディフェンダーになりきれるボディキットが発売されるようです。
ジムニーはスズキが発売する本格的オフロード4WD車。4代目となる新型は20年ぶりのフルモデルチェンジになります。
その注目ぶりも手伝って、今月も1,861台でランクインしています。しばらくジムニーフィーバーが続くものと思われます。
コペン クーペが登場!
東京オートサロン2016でコンセプトカーとして出展した「コペン クーペ」が、3年と言う月日を超えてついに現実となりました。
「コペン セロ」をベースに、リトラクタブルハードトップに代えて固定式ハードトップを装着した2ドアクーペとなります。
特設ウェブサイトにて2019年1月11日から2月11日までの期間限定で応募が可能です。1ヶ月間の猶予がありますが、応募者が200人を超える場合は抽選を実施するようです。
まとめ
スズキはジムニーのモデルチェンジを皮切りに、SUVに力を入れてきています。発売を開始したスペーシアギアは、オフロード性能は皆無なものの、遊び心を刺激し、アクティブにさせるよう力を入れているのが分かります。
パーツを所々オレンジ色にしただけの三菱アクティブギアシリーズとは大違いです。
また、販売台数を計上している全軽自連は、2018年10月15日~12月31日の期間中、200名にクオカード500円分が当たるキャンペーンを実施しています。是非チェックしてみてください。
今後もますます進化する軽自動車から目が離せません。