いくら車が好きと言っても、全てを知り尽くしている人は存在しません。
「そうだったの?!」と言うことがまだまだたくさんあるのです。そういったトリビア的な小ネタをジャンル問わずいつくかご紹介いたします。
目次
三菱・i
「発売前に他社のCMに登場した」
i(アイ)は三菱自動車工業が2006年から2014年にかけて販売していた軽自動車。
2003年のフランクフルトモーターショーに出展した同社のコンセプトカーが原型となっており2006年1月に販売が開始されましたが、その前年である2005年11月から放映されたケンタッキーフライドチキンのCM「2005年クリスマスキャンペーンパーティバーレル篇」に出演しています。
これは日本KFCが三菱商事の関連会社であるためです。
巨大グループならでは
スズキ・イグニス
「過去に販売した4車種のデザインを取り入れている」
イグニスは、スズキが2016年から2024年にかけて製造・販売していたクロスオーバーSUV型のコンパクトカー。
スズキはイグニスのデザインを構築するにあたり、歴代のスズキ車の要素をモチーフとして入れることでスズキらしさを表現したといいます。フロントピラーをブラックアウトする手法はスイフトから、黒いグリルをヘッドライトの周囲に回り込ませる手法は初代セルボから、リア(Cピラー)の造形はフロンテクーペから、側面に回りこんだボンネットの一部に切り欠きがあるデザインは初代エスクードからそれぞれモチーフを取り入れたものです。
ちょっと盛り込みすぎ?
三菱・アウトランダー
「アウトランダーの森がある」
三菱の環境問題に対する取り組みの一環として、2023年5月から岡崎製作所や技術センターが立地する愛知県岡崎市(中根康浩市長)の市有林「岡崎アウトランダーの森」での森林保全活動を開始しました。
森の機能やサイクルを取り戻し、次世代のために持続可能な健全な自然を残すため、三菱自動車およびグループ会社社員による植樹や下草刈りなどの森林保全活動を行うほか、ボランティア活動で地域との交流に取り組んでいます。
また、山梨県早川町硯島財産区の山林には「パジェロの森」があります。
環境にやさしい車ならでは
引用:岡崎市の約60%は森って知ってた?森とまちをつなぐ「もりまち」に密着!|岡崎ルネサンス
ダイハツ・オプティ
「軽自動車唯一のセダン型」
オプティはダイハツ工業でかつて生産・販売されていた軽自動車。
1998年にデビューした2代目は短いリアデッキに独立したトランクルームを持つ、ショートノッチバックの4ドアピラードハードトップセダンとなりました。軽自動車史上、ノッチバックスタイルの4ドアハードトップセダンは後にも先にもこのモデルが唯一です。
本格的なトランクが装備された個性的な見た目となったことで、初代と比べて売れ行きは芳しいものではありませんでした。
ある意味革命的
スバル・アルシオーネ
「デザインが奇抜すぎて”走る三角定規”といわれた」
アルシオーネは1985年から1991年にかけてスバルが製造・販売していたクーペ型の乗用車。
1985年6月に日本での発売が開始されましたが、極端なくさび形のエクステリアが奇抜すぎると捉えられ「走る三角定規」などと揶揄されることになりました。さらに「先進的な高級パーソナルクーペ」として売り出すにはエンジンや足回りが低価格車とほぼ同一であったためフラッグシップ車としてのイメージが薄く、価格も高めだったため発売当初から売れ行きは不調でした。
文字通り尖りすぎてエレガントさが無かった