いくら車が好きと言っても、全てを知り尽くしている人は存在しません。
「そうだったの?!」と言うことがまだまだたくさんあるのです。そういったトリビア的な小ネタをジャンル問わずいつくかご紹介いたします。
目次
日産・ウィングロード
「ドアは流用ではない」
2005年から2018年まで販売されていたステーションワゴン。
ボディ形状に沿っていない奇妙なリアドア形状が、一見すると別車種からの流用に思えますが、これは「ウェーブド・ドリップライン」と呼ばれるキャビンと荷室とを視覚的に分けた意図的なものです。
新しいワゴンのイメージを作るため当時20代のデザイナーの意見を取り入れました。
違和感しかない…
光岡・オロチ
「ホンダ製エンジンの供給は断られた」
オロチ(大蛇、Orochi)は、かつて光岡自動車が製造・販売していたクーペ型乗用車。
パワートレインは当初ホンダ・NSX用のホンダ製V6エンジンの供給を要望していましたが、欧米の排ガス規制強化によるNSXの生産終了を理由に供給を受けられず、代わりにレクサス・RX330用のトヨタ製3MZ-FE型 3.3 L V型6気筒エンジンを採用しています。
ブレーキはホンダ・レジェンド用を採用している
マツダ・ロードスター
「初代のテールランプは美術館に展示されている」
ロードスター(ROADSTER)は、マツダが製造・販売するオープンタイプのライトウェイトスポーツカー。
デザインモチーフには「日本の伝統」を記号化したものが多く用いられ、初代は1989年に登場すると瞬く間に大ヒットとなりました。
そのデザイン性と機能性の両立を評価され、アメリカのニューヨーク近代美術館(MoMA)には、ロードスターのアイコンとしてリアコンビネーションランプが展示・永久収蔵されています。
今の車には不可能な芸術性
トヨタ・コロナ
「ティザーキャンペーンを日本で初めて実施」
コロナ(CORONA)は、トヨタ自動車が1957年から2001年まで製造・販売していた乗用車。
その2代目であり1960年から1964年に販売されていたトヨペット・コロナでは、発表に先立ち1960年2月頃から新聞紙上に車体デザインの輪郭や一部分を露出して人気を煽る「ティザーキャンペーン」を日本で初めて実施しています。
現代では一般的な手法をいち早く取り入れた
日産・ブルーバード
「日本初の女性仕様車」
ブルーバード(BLUEBIRD)は、日産自動車が1959年から2001年まで生産・販売していた乗用車。
その初代であるダットサン・ブルーバードは1953年から1963年に販売されていましたが、1961年2月に日本初の女性仕様車である「ファンシーデラックス」が追加されます。ウインカー作動時に鳴るオルゴール、カーテン、サンバイザー組み込みのバニティーミラー、傘立て、ハイヒール立てなど36点もの専用装備がありました。
時代の先を行く