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【国内】ミニバン スライドレール隠し度ランキング 2024

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ミニバンに必須の装備であるスライドドア。

この機構を採用するにあたり車体側面にレールを設置する必要があります。しかし長く彫り込まれたようなレールは、ボディのデザインを大きく損なってしまいます。そのためできる限り目立たず上手くデザインに溶け込ませなくてはなりません。

2024年現在販売されているミニバンでランキングを作成しました。

目次

エントリー車種

2024年現在販売されている現行のミニバンを対象とします。

※メーカーHPでミニバンカテゴリーとされているもの。OEMは除く。

メーカー モデル
トヨタ アルファード、ヴェルファイア、ノア、ヴォクシー、シエンタ、グランエース、ハイエースワゴン
日産 セレナ、エルグランド、キャラバンワゴン、NV200ワゴン
三菱 デリカD:5
ホンダ オデッセイ、ステップワゴン、フリード

ボディラインにどれだけ溶け込ませることができているかを、「インテグレートレベル0~10」で評価します。このランキングにおいては1位から順に発表していきます。

integrateínṭəgrèɪt(米国英語)ˈɪntʌˌgreɪt(英国英語)

意味:統合する、統一する、まとめる、吸収する、合体させる、調和させる

インテグレートレベル9

トヨタ・アルファード/ヴェルファイア

日本を代表する高級ミニバンが名実ともにトップとなりました。

その特徴はボディとサイドガラスの境目にレールを配置することで、レールの存在を感じさせないレイアウトにあります。実はこのレイアウトは初代から採用されています。発売当初からのコンセプトが一切ブレていないことが明確です。

先代

インテグレートレベル8

日産・セレナ

セレナのスライドレールはボディのサイドラインに組み合わされ、目立たないレイアウトがなされています。プレスラインの影になる部分に配置するなど、デザインに溶け込ませるための工夫が見えます。

先代

インテグレートレベル7

ホンダ・フリード

レールの配置に大きな工夫は見られませんが、先代よりもシャープなプレスラインと合わせることでレールが目立たなくなりました。比較的コンパクトなミニバンということもありレールの長さが短いことも有利に働いています。

先代

インテグレートレベル6

トヨタ・ノア/ヴォクシー

セレナ同様にプレスラインに沿って配置されています。しかしボディの比較的上の方に設定されていることやテールライトとの繋がりがないこともあり、やや目立つ印象です。

インテグレートレベル5

三菱・デリカD:5

サイドのプレスラインに沿っているかと思いきや、そのラインはボディ後方で上へ流れておりレールが取り残されています。さらに特殊なのが、レール後方に別のパーツを埋め込むような形でレールを隠している点です。そのパーツはブラック塗装されており、レールとテールライトを繋げるデザイン上の意図が見えます。

インテグレートレベル4

ホンダ・ステップワゴン 

サイドのプレスラインなどには沿うことなくフラットな面に潔くレールが配置されています。シンプルなデザインコンセプトに合っているとみればこの順位になります。

インテグレートレベル3

日産・NV200ワゴン

ベースは商用車なのでレールの存在感は大きいですが、サイドの深いプレスラインにうまく沿わせることで存在感を消すことに成功しています。商用車にしてはデザイン性が良いことが功を奏した形です。

インテグレートレベル2

日産・エルグランド/トヨタ・シエンタ/ホンダ・オデッセイ

サイドのプレスラインなどには沿うことなく、フラットな面に潔くレールが配置されています。

エルグランドは設計が古いので仕方がない部分がありますが、シエンタについては先代のスライドドアは後方に大きく伸びたデザインとしテールライトとつなげることでレールの存在を上手く消すことに成功していましたが、新型では全くひねりのないものとなりました。

オデッセイはテールライトとのつながりことあるものの、プレスラインに沿っておらずレール自体も長いため存在が目立ちます。

先代

インテグレートレベル1

トヨタ・グランエース/トヨタ・ハイエースワゴン

スライドレールは何の工夫もなくボディサイドに切り込まれており、レールが独立したパーツとしてはめ込まれています。

グランエースは主に新興国向けのハイエース(H300系)をベースに日本国内向けに高級化したモデルとなっており、ハイエースと同様にボディの基本構造は商用バンのそれなのです。

インテグレートレベル0

日産・キャラバンワゴン

映えあるレベル0は、キャラバンワゴンとなりました。

トヨタ・グランエース、ハイエースとの明確な違いは、プレスラインに沿っていないというこの一点です。レールは他の商用バン同様に独立したパーツとしてはめ込まれているものの、無駄に滑らかなプレスラインが災いしレールを隠すことができなくなっています。目立たなくするどころかむむしろその存在感を際立たせています。

まとめると以下のようになります。

インテグレートレベル モデル
9 アルファード/ヴェルファイア
8 セレナ
7 フリード
6 ノア/ヴォクシー
5 デリカD:5
4 ステップワゴン
3 NV200ワゴン
2 エルグランド、シエンタ、オデッセイ
1 グランエース、ハイエースワゴン
0 キャラバンワゴン

番外編

三菱自動車は「インナーレール方式」というレールを車体内部に設置する方式を開発。1991年発売初代RVRの後席左側スライドドアに世界初採用しました。※トールワゴン(2列シートミニバン)

機構が複雑になるなどのデメリットはあるものの、外観上にレールがない理想的なスライドドア構造といえます。

アルファードがインテグレートレベル9なのは、この車のようにレールが見えないスライドドアがレベル10だからです。

あまりレールの存在を意識して選ぶことは無いと思いますが、ボディが黒ならば自然と溶け込んで目立たなくなります。同じような見た目になりがちなミニバンですが、スライドレールひとつみても様々な工夫が文字通り見え隠れします。日本ではSUVと並んで人気のあるジャンルですが、この先のスライドドアにはどんな進化が起こるのか楽しみですね。

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